FW・福田健二選手

588 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/14(土) 14:06:02
別スレに誤爆されてたんだが、激しく後味悪くて鬱になったのでコピペ投下。

Jリーグの名古屋、FC東京、仙台でプレー後、南米に活躍の場を求め、
現在はメキシコ・イラプアトのエースストライカー。FW・福田健二選手。
彼のチャレンジ精神の裏にある、余りに苛酷な過去が、スポーツ雑誌「Number」誌上の
小宮良之氏の記事によって明らかとなった────。

彼は今もその日の始まりをよく覚えている。
当時、小学5年生だった彼は朝から違和感を感じていた。
いつもは窓を開けて手を振ることなどない母親が、自分の姿が見えなくなるまで手を振っている。
胸騒ぎを覚えたが、それは少年特有の恥ずかしさにすり替わった。

「母ちゃん、もういいよ。恥ずかしいから」

2限目だった。彼は「お母さんが怪我をした」と校長室に呼び出される。
何が起きたのかは分からなかったが、恐ろしいことが起きた気がした。

母はビルの屋上に上がり、自らガソリンをかぶって火を放ち、そのまま飛び降りた。
少年は同じ言葉を繰り返していた。「母ちゃんに会わせろ」と。

「親父とは離婚していて…。お金には困ってました。兄貴が貯めていたお金を
 母ちゃんが黙って生活費に充てて。二人は大喧嘩です。けど、たった1万円ですよ。
 愛があればお金なんていらない、という人もいますけど、それは本当の貧乏を知らない人が言うことですよ」

福田健二宛に残された遺書には、たった三行だけ記されていた。

「好きなサッカーで
 世界に胸を張れる
 選手になって下さい」


591 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/14(土) 15:05:48
まとめ方がすごく上手だね。それのスレ読んでもよくわかんなくて借り読んだ。
アニキには2枚(?)書いてるのに俺には3行かよ。って感じだったね。
母親が亡くなった後の父親との話もすごかった。
後味悪くは無いけど。

596 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/14(土) 16:53:51
>>588
本人が暴露したんではなく、
他人がメディアにネタ投下したあたりが後味悪い・・・

 

導かれし者 流浪のストライカー、福田健二の闘い (角川文庫)
導かれし者
流浪のストライカー、福田健二の闘い
(角川文庫)