ホーム » 小説 » 小説/ま行 » 迷路(阿刀田高)

421 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/28(土) 13:01:51
誰の小説だか忘れたけど、ある、母子家庭の息子が少々精神異常っぽくいが
母親はいつも「お前は悪くないよ」と庇っていた。
その家には古い井戸があって、ある時(その息子が少年の頃)たまたま家に遊びに来た少女と喧嘩して
その子を殺してしまい、遺体を井戸の中に落として隠す。

しかし、少女が行方不明になったと大騒ぎになって、見つかったらどうしよう・・と、
恐る恐る井戸の中を覗いてみたら死体がない!母親は「お前はなにも心配する事はないよ」と言う
暫らくして、やはり馬鹿にした友人を殺し、井戸に落とした後何日かして
中を確認するとやはり死体は消えていた。そして母親は「何も心配はない」と言う
やがて少年は、この井戸は地下で水路に繋がっていて、死体は全てそこに流れていくので、
ここに死体を隠したら絶対安全だと確信して、男は成長していく過程で、
何人か気に入らない(自分を馬鹿にした)人を殺し、
井戸に落してもやはり暫らくするとその死体が消えている。

やがて青年になった男は、最後に自分の言うことを聞いてくれない母親を、
怒りに任せて殺して、やっぱり井戸に落としてしまう。
しかし、もう当然消えたと思って井戸の中を見ると、母親がまだいて井戸の中から男を見つめてる・・
慌ててまたフタをして何日かしてもう消えてるだろうと中を覗くと、
腐乱して青黒く膨らんだ母親が男を見つめてる、しかも腐乱した匂いが周りに漂い始めて
近所が不審に思い始めて、死体が見つかるのも時間の問題となってもまだ男は
「どうして消えないのだ?今までは消えてたのに!」と混乱している・・という話
実際は男が井戸に投げた死体を見つけた母親がその都度、その死体をこっそり処分して
息子の犯罪を庇っていただけの事だった、という落ちなんだけど、
読んでいて救いようのない気持ちになった。


426 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/28(土) 14:10:20
>>421
それは阿刀田高の短編だ。
しかも2回くらいがいしゅつ

427 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/28(土) 14:21:08
阿刀田高かー。なんか納得した。
それにしても母親の死体隠蔽スキルはすごいね。

429 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/28(土) 14:27:53
>>427
そりゃくっちまうんだからなー。

430 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/28(土) 14:29:29
あ、そうなんだ。
聞かなきゃよかった…。

 

花あらし (新潮文庫)
花あらし (新潮文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...