真夜中の太陽(ロッド・サーリング)

697 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/06(水) 21:35:46
ちょっとお尋ねしたいんだが8年程前に読んだ本が思い出せない
唯一覚えてる内容は異常気象で気温がめっちゃ上昇する
それをキャスターが「道路で目玉焼きができるでしょう!」みたいな感じで
基地外っぽく報道する って感じのやつなんだが
シリーズ物の短編集で後味が悪い話が満載だったと思う
中学校にあったやつだから児童書なのかな 今物凄く読みたくて仕方ない
知ってる人いたら教えてください

717 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/07(木) 10:43:52
>>697
ロッド・サーリング「真夜中の太陽」だと思う
トワイライトゾーンの中の一編

突然、地球が軌道を外れて太陽に近づいてゆく 原因不明
気温はぐんぐんとあがり、真夜中でも空は明るい
人々は先を争って、少しでも涼しい北に逃げ出してゆく
しかしそれも時間の問題
いずれ地球のどこに居ようと全員蒸し焼きになるだろう
(錯乱したアナウンサーが
「今日も快晴!路面で目玉焼きが出来るでしょう!」
って報道するシーンがここら辺であった)

主人公は女性画家
どうせ死ぬならと自分の部屋にとどまり、絵を描き続けている医者や隣人、
逃げ出してゆく人々を見送り、
彼女と同様、ここに残る大家さんと先のない会話を交わしながら

気温はぐんぐんとあがり、とうとう彼女は立っていられなくなり、
焼けるような床にばったりと倒れ込む
何枚も壁にかけてある彼女の絵は、あまりの高温に絵の具が溶けて
どろどろと流れ出し、火がついて燃えてゆく
彼女は絶叫し・・・


718 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/07(木) 10:46:09
眼を覚ます 部屋はすごく寒くて、吐く息が白い
外は雪嵐 窓にはびっしりと雪と霜がこびりつき、真っ暗
大家さんと医者が画家を覗き込んでいる
「もう大丈夫。あなたはひどい熱病にかかってたの」と大家さん

帰る医者と、見送りに出た大家さんが廊下で話している
この街を捨て、もっと南へ逃げる医者
南はもっと暖かいと
でもそれも時間の問題
地球が突然軌道を外れ、太陽から遠ざかり始めたせいで
数週間のうちに私たちは全員・・・凍え死ぬと

大家さんは画家のベッドに戻って来る
彼女はぼんやりとした頭で大家さんにこう告げる
「夢を見ていたの。熱くて、すごく熱くて、夜も太陽が沈まなくて・・・
ねえ、暗さと冷たさがあるって、素晴らしいことね」
大家さんは、疲れてやつれ切った顔で少し考え、答える
「・・・そうね」

 

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