ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » 幸福な王子・ナイチンゲールと薔薇(オスカー・ワイルド)

656 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/31(火) 05:30:57
オスカーワイルドの童話はどれも「純粋な愛→無理解」がしつこく出てくるよね。
ラストだけじゃなく作中何度も何度も。

幸福の王子は最後こそ死んだツバメと王子の心臓が天国に行って愛で終わるけど、
途中ずっと、王子はツバメの愛を理解してない、
お針子は病気の子供をあやしながら必死で刺繍してるけど、
そのドレスを着るお金持ちのお嬢さんは恋人に笑って「お針子って怠け者ですものね」と言ってる。

哲学者が恋人に贈る為の薔薇を命を捨てて作るナイチンゲールの話もひどい。
死を決意したナイチンゲールが最後に歌いに行くと、
哲学者は「この歌には何か魂を感じる。でも鳥に心のあるはずがない。」って切り捨てる。
ナイチンゲールが作った薔薇は恋人に「宝石の方が価値がある」と拒絶され、
哲学者は薔薇を道に投げ捨てて「愛なんかにかまけた自分が悪かった。これからは哲学に生きよう」と決意する。

どれも、悪気があって明確に拒絶してるわけでもなく、
ただただ一方の愛を他方が認識すらしない、
そこに愛が存在するなんて考えてもみないって言うのがかえって後味が悪い。


659 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/31(火) 10:56:59
オスカーワイルドだったのか…
子供の頃にナイチンゲールの絵本を読んだ。
かなりおぼろげな記憶だけど、小鳥が薔薇の棘に自分の胸を突き刺して、
白い薔薇を赤く変えるんだよね。
お嬢さんに赤い薔薇を渡さなきゃいけなかったんで、必死の思いで死んだのに
結局薔薇は捨てられてしまうのが、子供心に絶望的な気持ちになった。

661 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/31(火) 12:04:42
オスカー・ワイルド『ナイチンゲールとバラ』

ある青年が悩んでいました。恋をした女性にこう言われたからです。
「赤いバラを持ってきてくれたら、一緒に踊ってあげる。」
ところが近くには赤いバラが咲いていませんでした。この嘆きを見た
ナイチンゲールは、その恋をかなえてあげたくて  近くのバラの木
たちに尋ねます。
赤いバラの木はあったのですが、寒さにやられて花をもうつけられな
いのだと言います。
それでもただ1つ方法がありました。

それはその小鳥の歌声と命と引き換えに。と言うことでした。
ナイチンゲールは自分の命を賭して、彼の恋のために赤いバラを
咲かせました。
青年はその事を知る由もなく、喜んでそれを彼女に持って行くので
すが、「ドレスと合わない、宝石がいいわ」と。
バラは悲しくも捨てられ、青年は「恋なんてくだらない」と。

 

幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)
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