ひとりぼっちのあいつ(吉田秋生)

769 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/27(月) 02:23:10
昔読んだ漫画で始めの方は忘れたが

とある主人公が路地の壁にある落書きをする
するとそれを見ていた男が
「素晴らしい、こんなモノを描けるなんて!」
と言うが、主人公が描いたのはカエルコックさん。

路地の壁に描かれている落書きは皆、棒線やら三角ばっかり

男がいうように主人公はその絵でテレビやらに出て
みるみるうちに主人公は有名人になった
(それまで誰もそんな絵というモノを描いた事が無かったりらしい)

有名人になって彼女を待ってる主人公に
「お前ばっかりちやほやされてんじゃねえ!」と切れた男にいきなり刺される

主人公が「痛い…誰か助けて」と呟く中
周りは皆、「何これ…?赤い?」と言うばかりで何もせず主人公死亡

その後、主人公は
「進化出来なかった人間」としてホルマリン漬けのガラス菅の中から
彼女をただひたすら待っていた
(主人公以外の人間は皆、血が青いので気付かなかったらしい)

とりあえずなんだこれはと思った漫画の話


770 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/27(月) 03:05:46
>>769
それ吉田秋生の短編だね
足の指もその頃のにんげんは進化してっ4本になっていて
主人公は5本のままで原始人扱いじゃなかったっけかな
それで見せ物というか飾られてるんだよね

771 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/27(月) 04:05:38
えーと、吉田秋生ってバナナフィッシュの人じゃないよね。

781 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/27(月) 17:50:40
>769の話の補足だけど
主人公は見るからに純朴そうな若者
田舎の山奥で暮らしていて、父親の死で都会に出てくるんだよね
慣れない都会で孤独を感じていて
小さい頃父に教わった落書きをつい路地の壁に書いたら
それが認められて…で>769の話に続く

もちろん主人公は、自分が進化に取り残されていたことを知らない
(彼女も主人公の金目当ての付き合いというか、愛し合ってる感じじゃなかったから
 主人公の足の指の数に気づくような深い仲ではないみたい)

最後、ばらばらのホルマリン漬け標本になって博物館に展示され
「みんなが見に来てくれるからもう寂しくない
 でも彼女はまだ会いに来てくれない」
とかそんな終わり方だった

>771
バナナフィッシュの人だよ


782 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/27(月) 19:24:25
>781
バナナフィッシュの人って絵上手いよね。
あの話も爽やかな感じじゃなかったし・・
別マに掲載されている漫画なのになんか少女漫画っぽくなくて
違和感を感じたなあ。

 

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