マリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス

258 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/09(木) 01:15:25
フランス王妃マリー・アントワネットの娘、マリー・テレーズ。
政治なんて大人の世界を全く知らない10歳で革命を経験する。
わけもわからず家族を追いつめる民衆に囲まれて捕まえられ、幽閉される。
幽閉先で父が死に、母も処刑台にかけられ、弟は病気で幼い命を奪われる。
彼女にとって民衆は、家族を奪った悪人としてしか映らなかった。
1人生き残った彼女は、その後も政治の道具として扱われ、政略結婚させら
れたりと時代に翻弄される人生を送る。安息の日なんて殆ど無く利用される日々。
革命から18年後、再び王宮へ帰る(ルイ18世が王になる)事になるが、
そこで憎しみからか人々の反感を買う行動をし、また悪政をひくことになる。
その後ナポレオンに攻め込まれたりと色々あるのだが、晩年は地方の城に
籠もり、71歳で亡くなるまで泣いて暮らしたという。
一度も笑った事がないと言われ、憎しみと悲しみだけで一生を過ごした彼女が
不憫で後味が悪い。

 

マリー・テレーズ―恐怖政治の子供、マリー・アントワネットの娘の運命
マリー・テレーズ―恐怖政治の子供、
マリー・アントワネットの娘の運命