ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 獣舎のスキャット(皆川博子)

214 名前:皆川博子「獣舎のスキャット」1/3 投稿日:2006/03/25(土) 07:34:24
主人公(=姉)は親の店・家事を手伝うオールドミス。
姉は真面目な自分よりも、顔が可愛らしく要領がいい
少年院帰りの弟ばかり両親が可愛がっていて面白くない。

姉の趣味は弟の部屋の盗聴することだったが、
ある日、弟の自慰の喘ぎと「……さん」との声を聞き取る。

そのうち弟は恋人や友達を連れてくるようになる。
姉には昔から恋人も友達もいないのに。

少年院仲間の弟の友達が来た時も姉は盗聴していた。
愛想のよい友達が「相変わらずお前の姉さん気持ち悪いな」と言い、同調する弟。
「あいつ処女じゃないか」
「……さんの方がマシだよな」
「マシどころか彼女最高だったよ」
「心得てたよな。ガキはダメだ。彼女は錬れてた」
彼女に捧げる曲だ、と彼等はピンク・フロイドの「Fat old sun」を流した。


215 名前:皆川博子「獣舎のスキャット」2/3 投稿日:2006/03/25(土) 07:35:14
姉は更に信じられないことを耳にする。
「親が俺は頼りないから、財産は俺に残すって遺言状書いたんだ」
さほど多くない父の財産の2/3が弟、1/6づつ母と姉。
親にとって弟は可愛いく、自分はただの労働力だったんだ。
それに、自分が弟に辛く当たるのは互いに承知の上だったはずだ、許せない。

弟が階段から落ち、入院した。
姉の企みでは弟が死ぬはずだったのに失敗だった。
少年院の職員が弟の見舞いに訪れた際、姉はこっそりと質問を受ける。

少年院で情操教育から育てていた雌豚を、
長年、少年等が犯していたことが最近判明された。
もう豚は処分され、すでに出所した人間を処分することはないが、
弟が獣姦に興味を持ってる様子がないかを聞く。

豚の名前は「Fat old sun」。
姉は自慰の時、友達との会話の「……さん」が「Fat old sun」だったことを知る。


216 名前:皆川博子「獣舎のスキャット」3/3 投稿日:2006/03/25(土) 07:36:16
姉は弟の恋人を手なずけ、弟の退院にあわせ
自分と弟、弟の恋人と友達とでドライブをする。
行き先は黙っていたが養豚場だった。

姉は車の中で弟と友達の盗聴テープを流し、
弟はさっき見たような雌豚を犯して喜んでいた人間だと暴き立てる。
弟の恋人は感激したように「すごいね、ハレンチだね!」と弟に抱きつく。
思わぬ反応に姉は呆然としてると、後頭部に衝撃を受け意識を失う。

姉が揺さぶられる感覚に目を覚ますと、薄暗い小屋の中。
股間に雌豚の分泌液を塗られた姉は、雄豚に犯されていた。
おぞましさに助けを呼ばなければと思いながらも、
姉は快感にしびれて声をあげることをやめた。
頭の中でピンク・フロイドの「Fat old sun」が流れてるような気がした。

読後、「あしたのジョー」でも豚飼ってたよなぁと思った。
後味悪かった。


217 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 08:55:19
>>214-216
うへぁ・・・。エログロと姉弟の陰湿な感じが
すごく嫌な後味を残すね。

218 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 10:27:35
豚のあそこってでかいんじゃなかった?
裂けない?

 

悦楽園 (ふしぎ文学館)
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