ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その44 » SAW

230 名前:SAW 投稿日:2006/03/25(土) 11:30:06
上で名前の出ていた「SAW」のあらすじ。
伏線とか考えたら非常に長くなってしまったごめんなさい。

水の中で目を覚ましたアダム。顔を上げると洗面台の水がごぼごぼと音を立てて流れ落ちた。
どうやらその中に顔を突っ込んでいたらしい。辺りを見回すとここは地下室のようなバスルーム。
片脚を鎖で壁に固定され、身動きがとれない。
部屋の逆の壁には同じように鎖で脚を繋がれた、ゴードンと名乗る医者。
そして部屋の真ん中には自殺したのか、拳銃で頭を撃ち抜いた男。
彼らに与えられたのは、テープレコーダーとテープ、一発の弾丸、タバコ2本、
携帯電話、2本のノコギリ。
テープを再生すると、生き残りたければ、6時間以内に相手を殺さなくてはならないと告げる声が。
「さあゲームの始まりだ」

これを仕掛けた犯人の名前はジグソウ。生命を粗末に扱うモノにゲームを仕掛ける謎の怪人。
「助かりたいなら死に物狂いになれ。そして助かったとき生に感謝するだろう」
彼のゲームは過酷だった。顎を粉々に砕くヘッドギアを装着された麻薬中毒の女性は、
睡眠薬で眠っている男の腹を掻っ捌いて、胃袋から鍵を取り出してはずすしかないというように。
この女性がゴードンの患者でもあり、ゴードンは警察からジグソウなのではと疑われたりもしていた。
状況を把握し、絶望にうちひしがれる2人。

何の関係もないと思われた2人だが、実はアダムはゴードンの調査を依頼された探偵だった。
依頼したのはゴードンに疑いをかけていた元刑事。
相棒も殺され、職もなくした彼はジグソウを追う事に固執していた。
そしてゴードンもまた、末期がんの患者を助けようともせず、新薬の実験にするような医者であり、
ジグソウの標的になるのに相応しい人物であることが明らかになる。
それでもいくら自分が助かるためとはいえ、相手を殺すなんてと躊躇するゴードンだが、
自分の妻と娘が人質に取られている事を知り、半狂乱になる。


232 名前:SAW 投稿日:2006/03/25(土) 11:31:51
追いつめられた2人だが、アダムの撮っていた写真にゴードンの部屋を伺う怪しい人物を見つける。
それはゴードンの病院で雑用係をしていたゼップだった。
立場の違いから辛く当たるゴードンにゼップは恨みを抱いていたのだ。

そして遂にタイムアップの時が来た。
携帯から聞こえてくる妻子の悲鳴に、ゴードンは遂に決心する。
ハンカチを口にくわえ、手にしたノコギリを脚に当てる。
バスルームに響くイヤな音。飛び散る赤い血。アダムの悲鳴。

同じ頃、ゴードンの家には不審を感じたもう一人の監視者が飛び込んできていた。
それはゴードンを疑っていた元刑事。間一髪助かる妻と娘。
逃げ出したゼップと元刑事はゴードンたちのいる地下室に向かう。

戒めから解放され、自由になったゴードンは真ん中の死体に歩み寄る。
その手から拳銃を手に入れるために。
一発しかない弾丸を拳銃に込めると、許しを請うアダムに向けゴードンはそれを発射した。
そこへ追いかけてくる元刑事を殺したゼップが到着する。
ゲームは終わりだと叫ぶゴードンともみ合うゼップ。
しかし大量に血を流したゴードンにはゼップとやり合う体力はなかった。
そこへ後ろからアダムが殴りかかる。ゴードンの撃った弾は急所を外していたのだ。


233 名前:SAW 投稿日:2006/03/25(土) 11:32:45
息の根の止まったゼップを見下ろす2人。
既に死相の現われているゴードンは、アダムの制止も聞かず後で必ず助けに来ると部屋を飛び出す。
がっくりと肩を落とすアダム。鍵を捜しゼップの懐を探ると指先に当たるモノが。
出てきたのはテープレコーダー。イヤな予感に震えつつ再生すると「ゲームをはじめよう」とジグソウの声が。
そうゼップもまた、ジグソウの起こしたゲームのプレイヤーだったのだ。
呆然とするアダムの後ろで、真ん中にあった死体が起きあがる。
悲鳴を上げるアダムはゴードンの言葉を思い出す。
「ジグソウは最前列で見物するのが好きなんだ」

特殊メイクを外すジグソウの顔は、ゴードンの担当していた末期がんの患者。
余命幾ばくもない体を引きづり、ジグソウは悲鳴を上げ続けるアダムに告げる。
お前の鍵は洗面台の水の中にあったと。振り返るアダム。水はもう全て流れている。何も残っていない
ゲームが始まったとき、鍵は既に失われていたのだ。
絶望を感じるアダムを残し、高笑いするジグソウは地下室の扉を閉める。

「ゲームオーバー!」

 

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