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699 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/03(月) 02:00:39
大石圭の「湘南人肉医」
あるきっかけをもとに食人を好むようになった男が
殺した女の娘(赤ん坊)を拉致って食用に育てる話。
少女に成長した娘は男以外の人間を知らず知能も幼児並。
冷凍庫の中には男が保存している女性の首が幾つか入っている。
その中の一つを見ていると少女は何故かいつも涙を流してしまう。
それが自分の母親だとは彼女は知らない。
男はそれとは違う首を見ては時々泣いている。
その首は、彼が本気で愛した女性のものだった。
相思相愛だったが堪え切れずに食べてしまった。
少女は彼が首を見て泣く様子を見て、彼を泣かせる首を憎むようになった。
少女はベランダに出て外の人々を眺める。
少女は自分たち以外の人間を魔物のように思っている。
魔物たちに向かい、男を泣かせる首を乱暴に投げつける。
氷漬けの首が粉々に砕けたのを見届けた後、少女は揚々と部屋に引き返す。
外では魔物たちの悲鳴とサイレンの音が響いていたが、少女は気にせず
いつものように男が早く帰ってくるようにと祈っていた。

これで終わり。
最後のこの展開がなんか異様に美しくて切なくて後味悪かった。


700 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/03(月) 02:31:35
うん、いい感じに切なキモ後味悪い。
こういうの好き。

 

湘南人肉医 (角川ホラー文庫)
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