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41 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 07:26:05
歌野晶午 「世界の終わり、あるいは始まり」

小学生男児誘拐殺人事件が埼玉と東京で連続して起こる。
犯人は男児の携帯から犯行文をメールで送り、以降は電源を切る。
身代金はかなりの低額で、警察の介入しなかった誘拐事件でのみ犯人は60万円を手にした。
拉致された男児は全員、短銃で撃たれ死体となって発見された。
富樫は息子の雄介の部屋から、被害者の父親の名刺と銃を発見する。
その他にも雄介が犯人ではないかと思わせる物的証拠を幾つもみつけ、
小学6年生の自分の息子が犯人ではないかと確信していく。

警察にも気付かれ補導される雄介。14歳以下の彼は少年院にさえ入らなくていい。
その事がより周りの怒りを誘うのか、富樫は投石されて片目に怪我を負う。
やがてそれは親戚に預けていた娘の菜穂にも及び、菜穂は拉致され殺された。

そこまで想像して、そんな事態になる前にいっそ心中した方がいいかもしれないと富樫は思う。

夏休み、家族をディズニーランドに連れて行き、
いつもは日帰りなのに高級ホテルのスイートルームに泊まった富樫。
事前に心療内科でもらってきた睡眠薬を家族に飲ませ、
これまた事前に買ったナイフで家族を殺そうとする。
しかし手が動かない。妻と娘は後回しにし、ナイフもやめ、
雄介の首を紐で締めようとするがやはり手が動かない。
そもそも一家心中したところで雄介のやった行いは消えないわけで、
犯人が雄介だと知れたら死んだ一家に代わって親戚が賠償をするはめになる。
心中を諦め他に道はないのかとベランダで佇み部屋に戻ると、家族が死んでいた。
自分は殺していないのに誰だと驚く富樫。しかも他の部屋の家族も殺されていたという。
警察は犯行に行われたナイフを発見し、それが富樫が買ったものだと見抜く。
確かにそうだが富樫は結局ためらって殺せなかった。
だが警察はそれを聞かず、富樫の荷物から男児拉致殺害事件の証拠品も見つける。
それは富樫が雄介の部屋から持ち出したものだった。富樫は逮捕される。


42 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 07:27:09
そこまで想像して、自分は想像の中ですら自分を殺せないのかと鬱になる富樫
そして、証拠品があるからといって雄介が犯人だと決めつけるのはいけないと思い直す。

雄介のクラスメートにヤクザの息子がいる。雄介は彼に脅されて金品をまきあげられ続けていた。
同じようにいじめられていた望月という少女は、ヤクザ息子に大事なアクセサリを盗まれた。
望月のために雄介はヤクザの息子の部屋に家宅侵入して、アクセサリを取り返した。
ただし、それだけではすぐに望月たちが疑われるので、こそ泥に見せかけて他の物も盗んだ。
その時は手当たり次第だったので気付かなかったが、後で見てみると明らかに
拉致殺人事件の犯人だと思わせる銃などの証拠品が見付かった。
つまり犯人はヤクザ息子だった。

そこまで想像して、矛盾を見つけてその説は諦める。
雄介が犯人である事を認めるべきだ、そしてその上で事件の幕を引くべきだと考える。

富樫は雄介を殺害し、一連の事件の同一犯が殺したかのように偽装した。
その上でホームレスに銃を押し付け遺書を書かせ、犯人に見せかけ殺そうとしたが、逆に殺された。

想像しなおす。今度は無事ホームレスを犯人に仕立てて殺せたが、犯行がばれて富樫は逮捕された。

富樫は想像をやめ、娘の絵本をふと開く。そこにはパンドラの箱の話が書かれていた。
パンドラの箱からは様々な災厄が溢れ出したが、最後には希望が残ったという。
雄介の部屋がパンドラの箱だったなら、自分は最後の希望を残しておこうと富樫が思って終わり。

1冊の本で色んなパターンを読めてお徳と思えばいいのかもしれないが
ある意味夢落ちみたいなもんだからナンダコリャーという気分になった。
そこを楽しむ小説だし、実際楽しかったが後味は悪い。


44 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 09:47:05
>>41
マジでなんだこりゃ?だな。
ここまで妄想爆裂してると、
むしろコントみたいだよな。

49 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 13:54:29
>>48
結局息子は捕まってないのが後味悪い
見なかった振りしてスルーしてもっとえげつないモンスターに育ててしまう
場かな妄想狂の親父の話か

50 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 14:06:18
まず息子の話を聞けよなあ。
その後、本当に息子が犯人だったならしかるべき機関に送り
他の家族を守ることに全力を注ぐ。
一人で全部こなすことが無理そうなら奥さんに相談して助け合えばいいじゃん。
頼りにならねえ親父だな。

51 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/09(日) 14:27:30
>>50
息子の話を聞くルートの結果が息子殺して犯人をホームレスに押し付けになった。
警察などに頼った結果のルートが、事情聴取などで両親は居残り、
娘は北海道の親戚に預ける→あぼーん だった

 

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
世界の終わり、あるいは始まり
(角川文庫)


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