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169 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/11(火) 22:11:59
以前、小説で読んで細かいとこウロなんだけど、
後味悪かった印象だけあって、も一度読めないかな~と思ってるやつ。
おおまかな話は小学生の男の子の目線で語られる。
近所に、この少年が憧れてる若いきれいな奥さんがいて、奥さんは花が好き。
いつも庭の手入れをしてて、少年はうっとり見てる。植物の事もいろいろ教わる。
リンゴは腐っても、種からは新しいリンゴの芽が、
みかんも種からは新しいミカンがの芽が生える。
じゃあ人間からも人間が生えるかな? 無邪気に考える少年。
だがこの奥さんの亭主は確かひどいヤツで、浮気したり暴力ふるったりの人間のクズ。
少年はそんなシーンを見かけたが何もできない。
そんなこんなしてる内、キレてしまった奥さんは、ついに逆襲、
夫を半殺しの目に合わせる。でもただ殺すのではつまらない。
死の瞬間まで苦しんで苦しんで、苦しみ抜いて死ねばよいと思う。
それで、人も来ず、多少の物音もとどかない裏庭の奥に、半死半生の夫を埋める。
ギリギリ、首だけ出して放置。夫は弱ってるので動けず、息するので精一杯。
助けを求めるが食べても飲んでもいないので、声はもう出ない。
そこへ、たまたま遊びに来ていた少年が迷い込んで、夫の首を見つける。
最後の力を振り絞り、助けを求める夫。だが少年はにっこり微笑んで、
腐った夫から、あたらしい人間の芽が生えてるんだ!と喜ぶ。
大好きな奥さんのため、この秘密は誰にも言うまいと思いつつ、去っていく少年。
残されたのは、断末魔の夫と、平和な庭。

虐げられたウサも解るが、途中で、あっ、この奥さん狂ってる、とか思うと、
あともう後味悪い。少年の今後も心配だ……


後味悪い
(後味悪ければクリック)
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