子供達をせめないで(新井理恵)

805 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 00:33:19
新井理恵の「子供たちを責めないで」

主人公は一月生まれだから睦月とつけられるくらい親からテキトーな扱いを受けていて、
いつも優秀な兄の引き立て役のような扱いを受けていた 兄は兄で主人公に暴力を奮いまくり、
主人公が拾ってきた犬猫を壁に叩きつけて目の前で殺したりした。
「こんな自分でも小さな命を保護できるかもしれない」「今度は守れるかもしれない」
と半ば小動物に依存するような形で睦月はその後も何度か犬猫を拾うが、全て兄に惨殺された。
荒んで行く睦月はぬくもりを求めて小5で脱童貞し、ヤリチン街道を歩んで行く。
その頃には兄よりも逞しい肉体に成長したが、幼い頃から植えつけられた上下関係は消えず
家に帰れば必ず暴力を奮われていた。本気になれば勝てる間と頭では理解していたが、
恐怖感のためにそうできなかった 睦月はどんどんDQNに成り下がり女を孕ませる→堕胎を繰り返す
睦月と関係を持つ女たちは、睦月の体に残る虐待の傷跡に気付く事すらない

しっかり物の小学4年生の少女・菜摘と知り合う睦月
菜摘は母を亡くし父子家庭で育っているが、父が冷たい態度を取る事に悩んでいた。
そこらの大人よりデキが良過ぎるだろうというぐらいの良い子な菜摘に睦月は癒される。
半ば無理矢理菜摘を連れだし同棲生活もどきを送る日々
流石に相手は幼女だしインポになってしまったので手は出さない
デキた菜摘が実際には父に迷惑をかけないようデキたふりをするようになっただけの普通の子供で、
本当は父からの愛を欲し続けている事に気付いた睦月は、
父親が本心では菜摘を思いやっている事を知らせ、家族仲を回復させる
そしてもう自分は必要ないだろうからと菜摘の前から姿を消した
これ以上菜摘の傍にいると、兄にかつての犬猫と同じようにされるかもしれないと恐れていたのもあった

虐待兄と冷徹な両親のいる家にも帰れず、睦月は人の家を泊まり歩く
インポで女の相手が出来ないので、男に尻を出して痛みに耐え宿と金を手に入れる。
激痛に涙を流しながら、短い間だった幸せな菜摘との共同生活を思い出す。

最終的には後味が微妙に良くなるんだが、ギャグばっか書いてる人が
いきなり虐待やらメンヘルやら書いちゃってギャップにウヘェとなった
兄と母親がきんもー☆


807 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 01:11:01
>>805
あの話、こんな終わり方してたのか。
主人公イソポになってカマ掘られ人生……
てか、これが連載されてた雑誌って
「女の子のための健全な雑誌」ってキャッチコピーだったんだけど
しょっぱなからレズが出るわ、ホモは出るわ、
アニメにもなった某ホモ漫画を排出するわで、
いったいどの辺が健全なのかと疑問に思った。

809 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 01:48:45
>>805
たしかに普段はギャグだけど、黒いギャグじゃん。

813 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 07:01:24
>>805
元々バイなんじゃなかったっけ?

私もコミックスで読んだけど、
最後は睦月の教師でもある菜摘の父親が「俺んとこ来ないか?」で終了。

個人的には兄貴の虐待が実は愛情の裏返しだった、ってのが後味悪かった。
拾ってきた犬猫が殺されたのも嫉妬した為。


834 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 21:37:16
子供たち~はその後の展開で後味がめちゃくちゃよくなる。

ただ愛情表現が下手なだけだった菜摘父は娘と仲直り。だが睦月についての不穏な噂を気にしていた
「子供二人ぐらい俺が守ってやる」名をかたり睦月を呼び出して手作り料理を出す菜摘と菜摘父
どうせなら高級料理がいいと憎まれ口を叩く睦月に「お前が欲しかったのはこれだろう」と言う菜摘父
兄たちへ疎外感を感じながら独りで食事していた幼少期に
求めていたのはこれだったと、菜摘と食事しながら睦月は号泣
兄がなにかしてきても守るからと菜摘父は言い 3人が暮らしはじめて完


898 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/25(火) 22:31:36
今日古本屋でたまたま見かけて、話題になってたなと思って読んできたよ。
菜摘父は睦月に学校で、冗談半分で食われかけてたけど食ってはなかった。

菜摘父は不器用すぎて、娘とちゃんと接することができなくなってたけど
菜摘と睦月の駆け落ちもどきだとか、まあ紆余曲折あって結局は睦月のおかげで父娘仲が修復できた。
菜摘は睦月用の茶碗大事にしてる。
睦月は家に帰れず、そのうえ女とやれなくなっちゃったから、
勃たなくても大丈夫ってことで男相手にウリやってた。
菜摘に会いたくても、兄にばれて攻撃対象にされることを恐れて近づけない。
で、菜摘父が「子供二人くらい面倒見れる」
「睦月の兄が何かしてきても『大人の対応』ができるから守ってやれる」
「お前(睦月)が欲しいもの(あったかい食卓)はうちにあるんだろう」ということで家に連れていってた。
まあ将来の舅・娘・婿養子の早めの同居ってとこでした。

 

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