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752 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 06:48:55
ホラー映画の「ダークネス」

ある一家がアメリカからスペイン郊外に越してきた。
それは一家の父親の神経症の療養のためだ。主人公は長女で、ここには
祖父(医師)もいるし、何より父の生まれ故郷なのだ、徐々に父親も良く
なろうだろう。そう思い家族は心機一転して新しい生活をスタートさせる。

しかし徐々に奇妙な事が起こり始める。家の電気が消えたり、主人公の弟が
急に暗闇を怖がり始める。父親も症状が良くなるどころか、乱暴的な口調になり、
奇怪な行動を取ったりと病状は明らかに悪化しはじめるのだ。
「この家は何かおかしい」そう思い始める主人公。しかし、父親の看病疲れで
ヒステリックになっている母親は主人公の話に取り合おうとしない。

主人公はボーイフレンドと協力し過去になにがあったのかを調べる。
するとその村で40年前の皆既日食の日、村の子供が7人、行方不明になったのだ。
ところが、一人だけ発見された子供がいた。しかし失踪当時の記憶はなく「暗闇」等
の意味不明の言葉ばかりを呟くばかり。


753 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 07:35:07
失踪した7人の子供達は、ある悪魔崇拝のカルト団体に悪魔復活の儀式の生贄として
さらわれたのだった。生贄の儀式は子供達をある場所で、円の形に寝かせて、その喉を掻っ切る事。
しかし、40年前、何かが原因でその儀式は完成せず、その少年だけが生き延びた。そして、今まさに、
自分達が住んでいる家こそが40年前に儀式が起こった場所、そして今日、その日こそが40年ぶりの皆既日食の日。

自分の弟が40年ぶりの生贄に選ばれたのではないか。
事の重大さを知った主人公は家に戻る前に、まず祖父のもとへ行く。
しかし、実はこの祖父こそが40年前の儀式に自分の息子を差し出した、悪魔崇拝者の
一員だった。生き残りの子供とは父親の事だったのだ。
主人公は、祖父が幼い時の父親を殺せなかったのは、やはり儀式とはいえ
親心が出てしまったのだろう、と考える主人公。ところが祖父は「儀式は、愛する者が
生贄を殺さなければならない。ところが自分は息子を愛していない事に気づいたのだ」と、言う。
ゆえに条件が満たされなかったために、儀式はやむなく中断。しかし、呪い(?)自体は
続いており、今日の既日食の日に父親が愛する者に殺されれば、儀式は完了するという。

自分がやっても意味がない、真実を話した後、主人公を解放する祖父。
家に向かう主人公。しかし家ではすでに悪魔の力が支配に満ちており、あの手、この手で
家族に父親を殺させようとする。結果、不可抗力ではあるが、母親が父親の喉を
掻っ切る、という形になってしまう。家中の電気が消え、暗闇が支配する中、虫の息だが
かろうじて生きている父親。唯一の明かりといえば、キッチンのガスの火と、懐中電灯だけ。


754 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 07:45:12
とにかく外へ、助けを呼ばなければ誰も助からない。そう考えた主人公は懐中電灯を片手に
弟を連れて玄関へ向かう。瀕死の父のそばにいる母親には、絶対にガスの火だけは消すな、と忠告をする。
しかし、その忠告も空しく、主人公達の格好をした悪魔(?)が母親のそそのかし、ガスを
消させる。その後に母親の悲鳴。それを聞きつつも、何とか窓まで辿りつく主人公達。
外に出ると日食は終わっており、タイミング良くボーイフレンドが車で家に到着。
急いで車に乗り込み、安堵する主人公達。

ところがしばらくして、彼らが後にした家ではもう一台、車が到着し、さっき主人公達を
助けたはずのボーイフレンドが登場。異様な雰囲気に包まれている家を奇妙に感じながらも、主人公の
身を案じて、家に入り込むボーイフレンド。床、壁、全てが血だらけだ。そして階段には、主人公と弟が
立っていて、彼にこっちに来いと言う。訳がわからないまま、混乱している彼氏の後ろで玄関のドアが閉まる。

いっぽう車に乗っている主人公と弟。恐怖の体験をして、かなり精神的に参っている二人。
「怖い」と弟が言うが、もう全て終わったのだ。助かったのだから大丈夫、となだめる主人公。
この時、ずっと無口のまま運転していたボーイフレンドが「いや、まだだ」と言う。
車が向かう先にはトンネルが真っ暗な口をあけて待っているショット。
車が中に入り、画面は真っ暗。→エンディング・ロール。
誰も救われない映画だった。


756 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 08:51:39
>>752-754
>車が中に入り、画面は真っ暗。→エンディング・ロール
教科書どおりのラストシーンが最高。
長文乙でした。

760 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 14:22:43
この映画見たことある。>>752-754にちょっと補足。
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引っ越してきてしばらく後、弟の顔・体にひどい痣ができ始める。
母親は「ベッドから落ちたんでしょ」などと言うが、
主人公は「父がやったのではないか」と母親に訴える。母親はそれを相手にしなかった。

そして皆既日食の日がやってくる。
いつもよりもさらに痛ましい痣をつけ、泣き叫ぶ我が息子を見て、
母親は「やはり夫がやったのかもしれない」と背筋を凍らせる。
その時、息子の泣き声を聞きつけて父親が二人のいる部屋の前までやってくる。
「泣き声がうるさいんだ!ここを開けろ!」とドアを激しく打つ父親。神経症がますます悪化してきている。
母親は何としても我が子を守ろうと部屋に立てこもり、「お願いだから薬(安定剤)を飲んできて!」と叫ぶ。
しばらくそうしている内に、父親はやっと折れ、薬を飲みに去った。
しかし父親は咽喉に薬を詰まらせ、呼吸ができない状態になってしまう。
様子を窺いに来た母親がそれを発見して駆け寄った。
彼女は元看護婦だったかなんかで医学の心得があるので、父親の咽喉に穴を開けようとする。
けれども彼はついさっき、自分の息子に危害を加えようとした。
こんな危険な男は生かしておけないと思ったのか、母親には処置をすることがどうしてもできない。

そこへ祖父から解放された主人公が駆けつけ、もたついてる母親からナイフだかペンだかを奪い、
父親の命を助けるため、咽喉に刺してやる。
主人公は父親を心から愛していたため、儀式の条件に適った。
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実際弟に痣をつけていたのは父親じゃなくて、心霊現象だったっていうのが(´・ω・`)カワイソス
しかしものすごい剣幕で妻と息子に怒鳴るので、これは母親がそう思っても仕方ないかも、という雰囲気だった。


761 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/12(金) 14:53:41
うぉお、面白そう…!
結局誰も助からない、って凄い後味悪いよね。
見てみたい。

 

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