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197 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 02:53:16
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「たったひとつの冴えたやりかた」

ちょっとうろ覚えだけど、1人の少女が宇宙船にのってどこかへ行く途中で異星人の子供を助ける。
異星人は少女の頭の中に入ってきて意志の疎通が可能になり、
子供同士会話しているうちにすっかり仲良くなる。
ところが次第に、異星人の種族はいろいろな惑星の生物に寄生して精神をのっとり
肉体を支配して生きているのだということが分かってくる。
寄生された生物は全く自我というものが失われてしまうらしい。
異星人たちも、そのために原則知的生命体には寄生しないようにしている。
少女と異星人の子の場合はやむをえない事故でこうなってしまったのだ。
少女は「そういうことならあなたも私からは出ていってくれるんでしょ」というが
「実はできるものならそうしたいけど、いちど寄生したら一生分離できない」と異星人の子が告白する。
少女の脳に深く根を張ってしまっていたのだ。
しかも少女の理性が失われるのは時間の問題だと。
悩んだ末少女は人間としての尊厳を守るため、自爆だったか恒星に特攻だかする。

名作SFだし読めば感動はするんだけど、
なんの罪もない元気少女が結局むだ死にするというラストが後味悪い。
作者が突如銃で自殺してしまったことはただ悲しい。


198 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 03:56:14
>>197
やっぱり仲良くなったからって、観念して肉体を譲る気にはなれんよね…
でも自爆はせつないな
友達である異星人を道連れにして殺すってことだもんなあ

なぜか二人とも意識を保ったまま共存できるとか、異星人が主人公のために自殺して
脳内から消滅しちゃうなんて御都合主義に走らなかったからこそ名作となりえたんだろうけど…


208 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 11:42:27
ティプトリーは後味悪いの多いな。っていうかほとんど
面白いけどね

 

たったひとつの冴えたやりかた 改訳版
たったひとつの冴えたやりかた 改訳版


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