ホーム » 小説 » 小説/か行 » 考え方(シオドア・スタージョン)

575 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 18:42:08
シオドア・スタージョンの「考え方」って短編小説
もう出ちゃったかな。あれh後味悪かった…

578 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 19:01:48
主人公にはケリーという親友がいた。ケリーは変わった考え方をする男だった。
ある女性に扇風機を投げつけられたときは、その女性を持ち上げて、扇風機に向かって投げつけたり、
歯車が心棒から外れなくなってしまったときは、心棒から歯車を外すのではなく、
歯車を固定して、心棒のほうを外してしまったり(わかりにくくてすみません)
とにかく人とは違う考え方をする男だった。

何年かして、主人公は久しぶりにケリーにあう。
しかし、ケリーは浮かない顔をしている。
実は、ケリーの弟が謎の病気にかかってしまったのだ。
突然骨が折れたり、体が腐ってしまったりする謎の病気だった。
弟の主治医であるミルトンはお手上げ状態。
普通の治療法では治らないことがわかり、原因を探るために
ミルトンはあらゆる可能性を考える。

そこで、行き着いたのがブードゥー教の呪いだった。
ケリーの弟を憎んでいる女性がいることを知った主人公は、
単身、その女の家に乗り込む。そこで、人間の爪や髪の毛が
貼り付けられている蝋人形を何個も発見する。
しかし、ケリーの弟の人形だけはどこにも見当たらない。
仕方なく主人公が女の家を後にすると、電話がかかってきた。
ケリーの弟がたった今死んだ、とミルトンから告げられる。


579 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 19:05:06
次の日、主人公のもとをケリーが訪れる。ケリーは弟を死に至らしめた
犯人に復讐をすると宣言する。しかし、それは例の女ではないとのこと。
ケリーは帰り際、主人公に人形を預かってほしいと頼む。
見たこともないほど醜い人形だったので、主人公は押入れに
閉まって、そのうちその人形のことは忘れてしまう。

一か月ほどたって、変な臭いに気づいた主人公は、
臭いの出所を探し回る。そして、それが
あの人形から発せられていることに気づく。
それは壊疽の臭いで、主人公は気味が悪くなり、人形を捨ててしまおうかと考えたが、
ケリーとの約束もあるので思いとどまる。
その間にも、人形はどんどんボロボロになっていく。
足が折れ、病的に膨れ上がり、体が溶け出している。
二ヶ月が過ぎるころには、人形はただの汚らしい塊と化していた。


580 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 19:13:22
ある日、ミルトンから連絡が入る。しかし、ミルトンの様子がおかしい。
ああいう患者はもうお断りだ、と何度もつぶやいているのだ。
実は、ケリーの弟と同じような病気の患者(女性)がミルトンの病院に
運ばれてきたというのだ。そして数時間後、死んでしまったらしい。
ミルトンは声を震わせながら言う。あの患者のような状態にするには、
血が通わなくなって腐るまでいろんな箇所を縛り、やすりで体を削り、こん棒でたたく。
そしてゴミを傷口にすりこみ、万力にかけて骨を折る。
そんなことでもしなければ、ああいう状態にはならない、と。
しかも、それを毎日毎晩、それを二ヶ月も続けなければ…。

病院に運ばれてきたとき、その患者は何度もこう繰り返したという。
「あのひと、わたしのことお人形さんて言った」

それを聞いた主人公はすべてを悟る。
女が扇風機を男に投げつける。すると男は女を扇風機に投げつける。
歯車が心棒にくっついて離れない。それならば歯車から心棒を叩き出せばいい。
考え方の問題である。
どうやって人を殺すか。人形を使え。
どうやって人形を殺すか。

ってところで終わり。後味悪かった。


581 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 19:30:27
ごめん、よくわかんない…
普通は人形を痛めつけることで人間を殺すけど
人間を痛めつけることで人形までも痛んでいった…
っていう話??

582 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/25(木) 21:44:10
>>581
そう思うことで納得できました。

 

一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)
一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...