ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA(貴志祐介)

933 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/30(火) 10:38:28
【十三番目の人格―ISOLA―】
主人公は、由香里。相手の感情を読み取るエンパスという特殊な能力を持つ女性。
舞台は、阪神大震災直後。自分の能力が役に立てばと
ボランティアで被災者のカウンセリングを行うためやってきた。
そんなある日、怪我をして入院している少女千尋に会う。
話を進め相手の感情を読み取った由香里は、千尋が多重人格である事に気付き驚愕する。
会話を進めていくうちに、千尋の中にいる人格は13人、
しかもその13番目の人格は信じられない程異様でISOLA(イソラ)という名前である事が分かる。

何故こんな人格が産まれたのか原因をつかむ為、由香里は千尋の過去や現在を追う。
千尋の両親は、千尋が五歳の時に交通事故で他界。
その後、父母の遺産目当てで千尋を引き取った叔父の家で暮らす事になり今に致る。
叔父に会った由香里はすぐに気付く…千尋はこの叔父から性的虐待を受けている!
しかしイソラという恐い人格は阪神大震災の後に産みだされたものの様。
退院した千尋の周りで人が死に始める。しかも叔父や千尋をいじめていた同級生など。
イソラの仕業ではないかと思う由香里。
そんな時、学校で生徒や先生達に話を聞いている時、震災前に千尋に興味を持ちしつこく付きまとっていた
高野弥生という女性がいた事を知り、大学まで会いに行く事に。
しかし弥生は震災で亡くなってしまっていた。
そこで対応してくれた弥生の同僚の大学講師、真部と出会う。
綺麗な由香里にひかれる真部。そして由香里も…ひかれ合っていく二人。
(途中省略します)
色々あってイソラは亡くなった弥生の霊体が千尋に入った物だと分かる。
叔父達を殺したのも弥生。
真部に震災の時見殺しにされて死んだ(仕方ない理由もあったのだが)弥生は、
憎しみの念がとても強く千尋を苦しめるものを排除する殺人鬼イソラになってしまっていた。
そして生きている時に真部に片想いしていた弥生は、由香里に嫉妬。そして自分を見殺しにした真部を殺そうとする。
見殺しにしてしまった事でずっと自分を責めてきた真部は、弥生に千尋の体から出て自分の体に入る様に言う


934 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/30(火) 10:48:08
そして完全に一つになる真部と弥生。
真部を心から愛している由香里にとってそれは死ぬより辛かった
その瞬間『由香里さん。ありがとう…』という言葉を残し
弥生の霊体と共に飛び降り自殺をはかってしまう真部。。

その後、場所は変わって精神病院。
事件前後の記憶を失い幸せそうに子犬とじゃれあう千尋。
先生の話によるとイソラがいなくなった後は人格も統合され、たくましく回復した様だった。
安心して帰ろうとする由香里。

しかしその時、背後で何かただならない、殺気のような気配を感じて振り向く…激しい子犬の悲鳴。
千尋の心の奥から一度にたくさんの声が聞こえてきた。
『殺せ』『犬を始末しましょう』『また、殺すまでのことや』『憧子が殺してくれる』…
イソラが出ていった後もイソラの影響は他の人格すべてに感染し、
前は善だった人格までもが、いまや殺人鬼と化してしまっていた。

イソラの変わりとなる憧子という新たな殺人鬼も生まれていて…
由香里は悪夢としか思えなかった。。。

 

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA
(角川ホラー文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...