ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その50 » ナイナイの神様(JET)

106 名前:1/3 投稿日:2006/07/04(火) 16:56:39
ナイナイの神様って漫画。前に出た奇譚倶楽部の一編。

ナイナイの神様は本当に欲しい物は隠してしまう。
だから知らんぷりをして良い子にしている。
そうすると無くした物を返してくれる。

そんなナイナイの神様の話を聞いて育った実業家は、類い希な善人に育った。
あちこちに多額の寄付をし、今回は女の子を養子にした。
その子は親に無理心中をしかけられて失敗し、一人生き残ってしまった。
それ以来心を閉ざして話せなくなってしまったらしい。
事情を聞いた実業家は女の子を哀れみ、引き取る。
この話は美談として新聞に掲載された。


107 名前:2/3 投稿日:2006/07/04(火) 16:58:01
後日、実業家の妻が新聞社を訪ねる。
女の子が親に殺されかけた事件を調べ直して欲しいらしい。
実業家は人を疑うことを知らない善良な人間だ。
騙されている可能性もあると、妻は危惧していた。。

その頃、女の子は部屋に男を引っ張り込んでいた。
実はしゃべれないと言うのは真っ赤な嘘。財産目当てで潜り込んだのだ。
しかし実業家は根っからの善人で色仕掛けも効かない。
妻も疑っているようだ。急いで養子の手続きをしなければ追い出されてしまう。
二人は実業家の弱みを探り出そうと企む。

新聞記者が調べ直した事実は、事件の概要とあまりにも違うものだった。
女の子の両親は真面目で無理心中するような人ではなかったらしい。
むしろ女の子は評判の札付きで、近所では女の子が放火したと噂されていたらしい。
しかしその話を聞いても実業家は動じない。女の子の良心を信じているのだ。


108 名前:3/3 投稿日:2006/07/04(火) 16:58:54
その頃、女の子は遂に実業家の秘密を探り当てた。
実業家は母親の遺体をミイラにして生きているように語りかけている。
このネタで強請って財産を脅し取れると小躍りする女の子に、妻は好きにしろと言う。
実業家の母親は老衰だ。死亡診断書もある。母の死を認める事が出来ないだけで、違法ではない。
基地害と訴えたいなら訴えればいい。その代わりあんたは財産を手に入れられない。
女の子は仲間と共に高笑いする妻に襲いかかり、殴り殺す。

そこへ実業家がやってきた。女の子は薄笑いを浮かべながら言う。
「お父様、遺言状を書いて頂けないかしら」実業家は言われるままに素直に遺言状を書く。
「ナイナイの神様だって。馬鹿みたい」
これで財産は手に入ったと喜ぶ女の子と仲間は、妻が持ってきたお茶を飲み干した。
実業家が気づいた時には、女の子も仲間も毒入りのお茶を飲んで絶命していた。

ナイナイの神様は本当に欲しい物は隠してしまう。
でも知らんぷりをして良い子にしていると、無くした物を返してくれる。
ずっと知らんぷりを続けていた実業家は、最後に母親と妻と娘を手に入れた。


109 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/04(火) 17:17:19
>>109
ちょっと違う。
奥さんも実業家の金目当て。
だから養子を嫌がった。財産の分け前が減るから。
女の子が死んだのも、養子手続きが終わる前に女の子を毒殺しようとしたから。
奥さんと女の子は、財産を巡った果ての相討ちみたいなもんだね。

善良だと思われていた実業家は一番狂ってた。
ラストシーンは、ボロボロに崩れた女の子と妻の死体を椅子に腰掛けさせ
家族ごっこが続くことを暗示させるシーンで終わってる。


113 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/04(火) 17:43:39
Σ(゚Д゚)
実業家かわいそう

 

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