ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その51 » クロエ

683 名前:映画「クロエ」その1 投稿日:2006/08/01(火) 21:32:41
高太郎は、プラネタリウムで解説員をしている地味な青年。
特に趣味もなく、今まで稼いだお金も全て貯金していた。

そんなある日、叔母の絵画展に義理で出席していたクロエ(黒江)に一目惚れ。
まもなく、2人はお互いをこの世で一番分かりあえる相手だと感じ結婚。
高太郎の親友、英助やその恋人の日出美ら友人たちの祝福を受けながら、
行きつけのパブで式を挙げた。
幸せの絶頂にいる高太郎はみんなにも幸せになってもらいたいと願い、
英助に自分の貯金を借金の清算に使って欲しいと申し出る。
しかし、英助は生活の立て直しを誓う一方で、崇拝するカリスマアーティスト・キタノの
作品に次々とお金をつぎ込んでしまう。

ある日、クロエは散歩の途中に突然意識を失い、診察の結果
右肺に花の蕾のようなものが発生し、それが肺を圧迫していることがわかる。
結局、手術で摘出されたのは、睡蓮の蕾。
クロエはその蕾に魅了され、家の窓辺に飾った。
ところが、回復したように見えたのもつかの間、もう片方の肺にも蕾が芽吹いていた。
片方の肺が衰弱しているため、もう手術はできない。
クロエは蕾を体に宿したまま自宅で闘病生活を始める。

そんな中、日出美がお見舞いにくれた花束がきっかけで、高太郎は偶然あることを発見する。
他の花を近づけると睡蓮の蕾が萎縮して成長が止まるのだ。
「部屋中を花で埋め尽くしたら、もしかしたら病気が治るかもしれない」
と、高太郎は来る日も来る日も新鮮な花を買い続けた。


684 名前:映画「クロエ」その2 投稿日:2006/08/01(火) 21:33:16
しかし、高太郎は些細なことでプラネタリウムをクビになってしまう。
収入がなくなった高太郎は花を買うため、次第に危険な仕事にも手を染めるようになる。
悩んだ末、以前英助に渡した貯金を一時的に返して欲しいと頼む。
しかし、彼は以前にも増してキタノに傾倒しており、既にお金を使い果たしていた。
花を買うお金が尽きた時、クロエの命もなくなる。
現実から逃れるように、がむしゃらに働き続ける高太郎。
皮肉なことに働けば働くほど、2人だけの時間が失われ、
「ただそばにいてもらいたい」というクロエのささやかな願いも空しく、
次第に2人の気持ちに微妙なずれが生じるようになる。

一方英助は、キタノの作品を手元に増やしていく満足感と同時に襲ってくる自己嫌悪や挫折感に苦悩し、
行方をくらませていたが、ついに借金取りに刺し殺されてしまう。
「英助を苦しめているキタノさえいなくなれば…」思いつめた日出美はキタノの元へと向かう。
英助が殺されたとは知らずに…。
花屋のラジオから流れてくるキタノの死を告げるニュースを聞いた高太郎は、
不安でたまらなくなりクロエの元へ走り出した。「怖かったよ」と部屋に入った彼を、クロエは優しく抱きしめる。
嫌なことは全部私があっちに持っていくから心配しないでと、諭すクロエ。
彼女の胸に、美しい睡蓮の花が咲こうとしていた。

そしてクロエは息を引き取り、ひとり残された高太郎は花屋に就職する。
たんたんと仕事をこなしていたが、休憩中ふとクロエのことを想い号泣…。でend.


685 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/01(火) 21:44:26
鉢植えの花ではいけなかったのか?
後味悪す。

686 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/01(火) 21:55:34
Σ(゜ω゜)ハッ!!

最後の方は、部屋中花だらけで(もちろん鉢植えの花もあったと思う)
それでもあんまり効果が無くなってた気がする。


691 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/01(火) 23:21:05
>>683
「うたかたの日々」の翻案映画化か。
すごく綺麗な話だったのが印象に残ってる。

 

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