ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その51 » X-DAY(田村由美)

828 名前:1 投稿日:2006/08/04(金) 16:05:36
田村由美の漫画より。作品名失念。
主人公A(♀)と、クラスメイトB(♀)、各サイドの視点で描かれている。

Aはいじめられっこで、朝から高校のトイレの便器に、
無理矢理顔を突っ込まされたりする。
そこにBが登場、Aをいじめる3人ほどの女子に声をかける。
「あんたたち、何やってんの?いこう、臭いうつっちゃうよ。」
いじめっ子達はBの友達。Aをトイレに残し、笑いながら去っていく。

Aが教室に戻ると、Aの椅子が無い。
捜しに行こうにも、始業ベルが鳴ってしまい、教師に咎められる。
内気なAは、椅子が無い旨を告げることは出来ずに、
一時間空気椅子で過ごす。
授業が終わり、AはBに「椅子を返して」と言いに行く。
Bは、「椅子?何の事?」と、取り合ってくれない。
更に、教室から出ようと、フラフラの足取りで歩くAは、
Bの足につまづかされ、転ばされる。
「あ、ごめんねぇ。」
Bの気の無い言葉と、いじめっ子達の笑い声を背に、Aは教室をでる。


829 名前:2 投稿日:2006/08/04(金) 16:06:13
AとBは、小学生からの同級生だった。
Aは、Cちゃんという仲良しの子が居たのだが
途中から仲間に入ってきたBに、Cちゃんを取られてしまう。
Aは思う。
『いつもいつも、アイツはあたしをいじめる。仲良しのCちゃんを取ったのもあいつだ。
 高校に入っても、友達を使って、あたしをいじめさせて…』
Aの恨みは、Bに向いていた。

放課後、ボーっとしながらAは寄り道。
何気なく、手にしたイヤリング。
『盗ってしまおうか』
弱った心に、黒い考えが湧いてきてしまう。
いざ実行しようとした時、自分を見つめる視線―――
Bだ。見られてしまった。自分が万引きしようとした事を、悟られてしまった。
イヤリングを棚に投げ捨て、逃げるA。
『どうしよう、明日、学校で言いふらされる。そうしたらまた、いじめられる!!』
バタン!と玄関を閉め、息をつく。
「ただいま…」
誰もいない。母は留守だ。その時、電話が鳴る。
でてみると、Bだった。Bは電話の向こうで言う。
「話があるの。今から家に行って良い?もちろん一人よ!
 大丈夫、家は知ってるから。じゃ、後でね!」
―Bが来る?―
一人でなんて来るはずない、あいつらも連れて来る気だ。
学校だけじゃなく、家にまで―――


831 名前:3 投稿日:2006/08/04(金) 16:06:54
ここからBサイド。

朝、学校へいくと、友人がまたAをいじめてる。
Bは友人達を止め、教室へ向かおうとする。
チラッとAを見る。トイレの水でグチャグチャなっているA。
その目はしっかりとBを睨み付けている。
廊下に出ると、Bは友人達を叱る。
「くだらない事止めろっていってるでしょ!!」
「ごめ~んB。でもAの奴ムカつくんだよ。
 何か、小学校の頃BがAの友達取ったとか言いふらしてさ~」
「え~何のことだろう。良く3人で仲良く遊んでたのよ」
もっとも、声をかけなきゃAは付いてこなくて、
あたしはてっきり一人で遊びたいのかと思ったんだけど…
教室に戻り、授業が始まっても、Aが席につかない。
『何してるんだろう、あの子?』
教師に促され席に着くAを、Bは振り返り見る。
またしっかりとBを睨み付け…


833 名前:4 投稿日:2006/08/04(金) 16:08:39
授業が終わり、AがBの元へ。「椅子、返して」
Bには何の事かわからない。「何の事?」
たまたま机の外に出していた足に、Aがつまずき、転んだ。
「あ、ごめんねぇ」
BはAの背中を見送りながら、友人達に言う。
「なんか、あのこ、フラフラしてない?えぇ!?椅子を隠したぁ!?
 くだらない事すry」
何か、あの子誤解してるんだわ。恐らくあたしが命令してやらせてると思ってるはず。
どうにかならないかな。このまま睨まれ続けるのは嫌だし。
放課後、プラプラしながら考えるB。
アクセサリー屋で、イヤリングを見ているAを見つける。
しかしAは、Bの姿を見るや否や、イヤリングを投げ捨て逃げてしまう。
『あーあ。完全に怯えさせちゃってるわ。なにも姿見ただけで逃げなくても。
 コレを買おうとしてたのかしら。そうだ、もうすぐあの子の誕生日じゃない。
 これで仲直りできるかな!!』
プレゼントにイヤリングを買い、A宅に電話をするB。
「話があるの。今から家に行って良い?もちろん一人よ!
 大丈夫、家は知ってるから。じゃ、後でね!」
これで仲直りね!BはA宅へと急ぐ。
到着し、玄関をノック。Aの声で「はい。」と聞こえ、ドアが開く。
包丁を振りかざすA。胸を、何度も何度も刺されるB。
Bが息絶え、Aはその場にへたり込む。
―――だって、いじめるんだもの、ひどい子なのよ、ひどいこ―――

で、終わる漫画。文章下手で伝わらないね、ごめん。
漫画読むと、結構苛々する。なにこのすれ違う心。

長文すまなかった。


834 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/04(金) 16:12:28
乙。面白かったよ。
本当救われないな…

 

きねづかん (小学館文庫)
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