ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その52 » ザ・ベイビー/呪われた密室の恐怖

39 名前:1/4 投稿日:2006/08/06(日) 23:14:33
Gyaoで見た映画「ザ・ベイビー」 分かりにくかったらごめん。
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主人公はソーシャルワーカー。仕事意識が高く、頭も良い所謂「できる女」。
精神が二歳のまま成人してしまった男性のいる家庭へ仕事をしに行く。
以前似たようなケースを受け持ったことがあるらしく、主人公は俄然やる気に燃えていた。

そこの家族構成は母、娘が二人、それに通称「ベイビー」の息子。
彼は歩行することもできないが身体機能は至って正常で、家族らの介護は行き届いている。
子供たちは三人とも父親が違っていて、今の家庭には一人もいない。皆自殺したのだとか。

母も二人の娘も、ベイビーに対して偏執的な愛情を注いでいるのを見た主人公は、
彼女達がベイビーの成長を妨げているのではないかと疑う。
特に次女はベイビーとの肉体関係まで持っているのではないか、ということが暗示されている。
この家庭には以前三人のベビーシッターが雇われていたのだが、
二人は解雇、一人は行方不明になっていた。
ベイビーに性的な意味で触れ合ってしまい(乳を吸われただけっぽい)
それが母親達に発覚して、リンチを受けているベビーシッターが回想シーンに登場する。
彼女達は、主人公もまたベイビーを奪おうとするのではないかと疑っていた。
長女が世間話の一環で「夫婦生活はどう?」と主人公に尋ねたところ
主人公は言葉を濁し、ベイビーの話題に無理やり切り替えた。すると長女は
「ベイビーのことしか頭に無いのね」と据わった目で主人公を睨む。

主人公の夫には何か不幸があったらしく、
幸せそうな夫と主人公のフィルムを見て、主人公が泣き崩れるシーンがある。
同居している叔母は「あなたのせいじゃないのよ」と彼女を慰めていた。


40 名前:2/4 投稿日:2006/08/06(日) 23:15:08
ベイビーにはまだ正常に成長する可能性があると主人公は主張し、
施設に入れるよう提案する。その際は自分がずっと面倒を見るとまで言う。
しかし家族は、「ベイビーは今のままが幸せ」と一歩も譲らない。
業を煮やした主人公は、人権侵害だ、法的手段に訴えてやる!と憤慨。
それに対して家族も、やれるもんならやってみろやという態度を取るが、
その後主人公をベイビーの誕生日会に招待する。
先の非礼を詫び、改めてお話しましょうというしおらしい母親の口ぶりに乗ってしまう主人公。

近隣の人々やら家族の旧友がたくさん集まって誕生日会は開かれた。
その中で主人公は薬を盛られ、母と二人の娘に別室に引きずり込まれ、
縛られて放置される。母親達はパーティに何食わぬ顔をして戻る。
だが彼女らが他の客と歓談している隙に、ベイビーが主人公の居る部屋へ潜り込んで行った。
ベイビーに猿轡を外してもらい、あとは自分で何とか戒めを解く主人公。
自由になった彼女は、ベイビーを自分の家に連れ帰る。

パーティの後、主人公を始末しようと先程の部屋に向かった三人だったが、
ベイビー諸共主人公が消えていることに気づく。
そして数日後、スーツを着て自立しているベイビーの写真と
「ベイビーは正常に成長し始めています」との主人公の手紙が家族に送りつけられる。
怒りに燃える母親達は、ベイビーを取り戻そうと主人公の家に夜襲をかけることにした。


41 名前:3/4 投稿日:2006/08/06(日) 23:15:52
一方、主人公の家ではプールを取り付ける工事が行われていた。
主人公は、ベイビーを無理やり立たせながら写真を撮っている。
そこへ叔母が帰宅してきた。主人公は、叔母に尋ねる。

「プールの工事をもう何日か遅らせてくれない?」
「それは別に構わないけど……
 こんな写真を送ったら、彼女達きっとここに来るわよ」
「だから、遅らせてと頼んだのよ」
「  ああ、そう」

夜襲決行の日。母親達は一人ずつ潜入する作戦に出る。
最後に母親が入っていくと、何やら階段の上から滴が垂れてきた。
見上げると、瀕死の長女が手すりにもたれかかっている。
駆け寄り涙する母親。すると近くのドアが開き、次女も現れる。
彼女は母親の姿を見止めると、「おかあさん」と崩れ落ちてしまった。
その背中には斧が深々と刺さっている。
泣き叫ぶ母親に、斧を持った主人公が襲い掛かる。
母親もただでは死なず格闘するが、
主人公とその叔母に二人がかりで追い詰められ、あえなく死亡する。
主人公と叔母は、三人の死体をプールの工事現場に埋めた。


42 名前:4/4 投稿日:2006/08/06(日) 23:16:43
あくる朝。目覚めたベイビーを二階の部屋に連れて行く主人公。

ドアを開けるとそこには、赤子のように遊具を弄っている主人公の夫がいた。
「あなたのお友達を連れてきたのよ。これでもう何にも心配要らないわ」
と二人を腕に抱き、嬉しそうに笑う主人公。
叔母が傍らで見守る中、新しく施工されたプールで三人は楽しく遊ぶのだった。

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※補足
・ベイビーの役は当然成人男子が担当しているわけだが
 音声は吹き替えで普通の赤ちゃんの声になっていた。
 きもくて良い効果になってるという声もあればリアリティを追求した方がいいという声もあり。
・主人公の夫が何故「ベイビー」になってしまったのかは劇中明らかにされない。
・前半は正義感に燃える主人公視線、後半からはベイビーを奪われた家族視線で展開されている。
 でも早くからオチが分かる。


48 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/07(月) 01:18:49
>>42
よかった!善良な人はいなかったんだ!
一番苦手な主人公がひどい目に遭う王道モノかと思ってたから逆に後味悪さが薄れてしまったよ
でも面白いね。乙です

53 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/07(月) 02:58:22
>>39-42
あらすじだけですごく面白かった。乙。
ついでに>>48のよかった!善良な人はいなかったんだ! にもウケタ

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