ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その52 » ファンタスティック・サイレント(D)

105 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 09:56:01
【D】の「ファンタスティックサイレント」の2話が後味悪かった。
重度の病気で外に出ることの出来ない主人公の少女。
少女をを受け持つ医者に、「お薬飲む代わりにお外になってるリンゴが欲しい。」とせがむ。
仕方が無いなぁと、医者は彼女に絵本を渡し、外へ出る。

* * *

少女は絵本に出てくる「貴族」に憧れていた。
首の襟巻きがあれば、きっと幸せになれるに違いない。そう信じていた。
ふと、シャンプーハットが貴族の襟巻きに形が似てることに気付き、
早速首につけてみる。
その途端、光が少女を包み、病気が消えてしまった。
そのまま元気になって外を歩いていくと、人だらけの場所に辿り着く。
人々はいっせいに少女を見つめ
「おい、みてみろよ」
「あの襟巻きが貴族の証!」と、大騒ぎ。
そのまま王様のイスに座りパレードが始まり、楽しく幸せな時間・・・

ふと、気がつけば辺りは真っ暗で誰も居ない。
突然、空から光とともに人が降りてきた。
「さぁ、こっちだよ」
突然の事にためらうが、結局手をつなぎ空へ昇る少女。

* * *

「こんなに取れた。喜ぶだろうな」とリンゴの入ったカゴを抱える医者。
家のドアを開けるが「ん・・?なにか変だぞ・・・?」

そこには、ベッドの上で幸せそうな顔で死んでいる少女の姿があった。終。

死んでいた時、シャンプーハットすら付けていなかった事が後味悪いというか切ないというか。


114 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 13:20:02
>>105
シャンプーハットつけて死んでたら、はたから見ると「幸せになれたんだね・・・」じゃなくて
思わずプッと笑える光景になってたと思う。それで後味が悪いのかと思ってたので安心した。

135 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 20:37:36
>>114
そうだね。
ただ浅野の内心はそんなにハッキリ描かれないし、
ぱっと見、表面上は温度差ないんだ。浅野も下がりすぎず、周囲も盛り上がりすぎてない。
全体の空気は穏やか。

でもその分、浅野の内に秘めた怒りとか葛藤とか、妻の思い出とかが描かれると
ほんとその温度差を実感するよ。

 

ファンタスティック・サイレント
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