ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その52 » 外伝「斑(MADARA)」(田村由美)

115 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 15:10:39
「BASARA」という漫画の外伝「MADARA」が後味悪かった

一旦滅びた後に王制となった日本で、お姫さまの銀子は
家来の柿人に淡い恋心を抱いていた。それは柿人も同じだったが、
自分はあくまでも家来だからとその思いを口にする事はなかった。
やがて成長した銀子は政略結婚させられる。
柿人は王に使えねばならないからと一緒にはこず、離れ離れになった。
嫁いだ先で銀子は結婚相手に愛され、幸せな日々を送る。
だが夫が王に対し謀反を起こしたという事で、王の軍隊に攻め入られ火をかけられる。
夫と共に逃げ惑う銀子。
その時、剣の達人となった柿人が現れ、夫を斬り殺した。

夫を愛していた銀子は実家に戻された後も泣き暮らす日々。
火による後遺症で、銀子は歩けない体となった。
ある夜に王が銀子の寝所に入ってくる。
「こんなに美しくなると知っていたなら嫁になぞ出さなかったのに…」
そうつぶやきながら王は実の娘である銀子を犯した。
やがて銀子は懐妊した。柿人は、死んだ夫のものかもしれませんねと言う。
銀子は叫ぶ。夫は銀子がまだ幼い少女だからと、
大人になるまでは待とうと銀子に触れた事などなかったと。
子供は生まれてすぐに死んだが、銀子は信じなかった。
あの子はミノタウロスだ、閉じ込めてしまわないと害をなすと言う。
柿人は代わりの子供を拾ってくる。
その子供は銀子の扱いによりかなり屈折した性格に育ち、本編のメインキャラとなる。

銀子の夫を殺すために火の中に入ってきた際に、柿人は背中全体にまだらの火傷を負った。
夜になると銀子は柿人を脱がし、その火傷を傷つける。
夫を殺し、銀子を殺してくない、なにをしても怒りもしない柿人をなじりながら。
そして自分を抱けと柿人に言うが、柿人もまた火傷の後遺症で男として機能する事は出来なかった。

本編は主人公たちが邪知暴虐の王を倒そうとする話(他にも色々あるが)なんだが、
その影響で城が崩れる中、幼き日に柿人とすごした日々を銀子が思い出して終わり。


118 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 16:00:22
>>115
銀子と国王の間に出来た子供、殺されていたの?
以下自分の解釈↓

柿人は銀子に「(子供を)殺して」と言われたものの、
どうしても殺せず、人に預けた(隠した)。
しかし夢遊病患者のように傷ついた足で「あの子はどこ」
と探す銀子の姿を見て、いたたまれなくなり子供を返す。

銀子は完全に狂っている訳ではなく、
時には子供を愛おしく思うシーンもある。
しかし、銀子には子供が国王と同じ怪物に見える。
(襲われるシーンでは国王は狂牛、
銀子は壊れた人形として描かれている)

その子供に「あなたこそが本物の王」「あなたは蒼の王なのよ」
と教え込む反面、自分が母であることは隠し続け、
時に残酷な程冷たくあたる。

子供は銀子を姉として慕い続け、
成長した後は、銀子の為なら何でもしようと考える様になる。


119 名前:続き 投稿日:2006/08/08(火) 16:03:29
銀子は完全に子供を支配していた様に見える(飴と鞭)。

最後はその子供に柿人を倒され、
自分も殺されそうになる(銀子が挑発した)。
しかし子供は銀子を殺す事なく立ち去り、
銀子は車椅子の上から動かぬまま、
崩れ落ちる城と運命を共にする。

子供に殺されたかった(誰でも良かった?)銀子は
柿人を呼びながら涙を流す。

銀子の持っていた時計が潰れている様が描かれて、
銀子が死んだ事を暗示して、このエピソードは終わる。

後味の悪さは残るが、
最後に子供は柿人に認められたし
仲間がいる事も再確認出来た。

外伝ではなかなか幸せそうにしているので
子供だけでも吹っ切ることが出来たのは
良かったと思う。


120 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 16:10:50
ちなみに子供は柿人に「(剣について)あなたは技のみ」
「心技体が揃っていない」と言われ続けていた。

最後に柿人と戦うシーンで「技のみでも倒す」(うろ覚え)
と言ったが、柿人は「今のあなたは心技体
揃っているではないか」と言われる。

柿人は既に自分の死を覚悟していたようだった。

個人的には外伝の「KATANA」も後味悪かった様な…。


121 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 16:22:28
作者と出版社カモン

122 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 16:24:39
田村由美
小学館
少女漫画です

たしかこのスレでも名前があがっていたよ
いじめられっこの話で


126 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 16:43:15
子どもは死産だったはず。
後のメインキャラ(蒼の王)となる子どもは柿人どこかから調達してきた。

ちなみに最後の銀子モノローグで、子どもの頃に柿人と一緒に食べた、
王宮の庭になっていた無花果の事を思い出し、
「花を咲かせず実をならす…私と同じね」とか言ってたのが
後味悪いと言うかせつなかった。


136 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 20:51:21
>>115,118,126
本当の子供は生きてるよ。
1巻から出てる盲目の占い師いたよね。
更紗の側にいた長髪のキャラ。
あれが本当の銀子の子供。

137 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 21:39:39
>>136
それは銀子の兄なわけだが。

139 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 22:19:37
>>118
犯されるシーンは直接的な表現じゃないのかー。
勃起もさせられねえやつが性をネタにするな糞が、と思った

140 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 22:34:08
>>139
少女漫画だし

というか盲目の占い師→預言者みたいな役割のナギだっけ
ナギが銀子の兄とか全然知らなかった

個人的に後味悪いのは、長期連載の割に
あまり破綻させずに話を終わらせたのに、
最終巻に「ヒロインとヒーローは前世で恋人同士」
みたいな短いエピソードを載せたところ

一気に萎えた。蛇足だろ!って
普通に日本人の高校生だったし

作者の絵はバタ臭いから余計微妙に感じた


142 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 22:36:47
↑なんて言うか、割と男でも楽しめる話だったのに
最後の最後で少女漫画の王道に走る必要は無いだろ…
と後味悪かった

作者にとっては絶対載せたいエピソードだったらしいが


143 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 22:42:56
バサラはいろんなところであらすじ読むたび本編も読みたくなるんだが
あの絵が生理的にダメ。

 

BASARA (15) (小学館文庫)
BASARA (15) (小学館文庫)


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