ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その53 » きりひと讃歌(手塚治虫)

502 名前:きりひと賛歌3/1 投稿日:2006/08/29(火) 16:35:43
10年以上前に一度読んだきりなんで色々間違えてるとは思うが
手塚治虫「きりひと賛歌」
主人公は有能な青年医師。
同僚にライバルがいて、その男は主人公の恋人に横恋慕しているが、
恋人は主人公一筋で、2人幸せな生活を送っていた。
だがある日、主人公に僻地の村へ奇病の調査に行けという辞令が出てしまう。
その村はひどく閉鎖的で、主人公にあてがわれた家は常に監視されているようだった。
家政婦としてよこされた女は少し頭の足りない村中の嫌われもので、初めは主人公も
その女の事を嫌っていたのだが、世話をしてもらっているうちに少しずつ打ち解けてゆく。
村に滞在して一ヶ月ほど経ったある日、主人公は酷い熱を出し、数日のたうち回る。
そして気付いた時には顔面が犬のように変型してしまっていた。
調査をしていた奇病に主人公も感染してしまっていたのだ。
互いに愛するようになっていた家政婦の女と共に村を出ようとする主人公と、出すまいとする村人たち。
何度かの衝突の末、主人公は無理矢理村を脱出。
だが犬の顔は元に戻らず、もう恋人の元にも戻れない。
女と共に生きてゆこう、と決意するも、主人公が目を離したスキに女は通りすがりの男にレイプされ死んでしまう。
その男を叩きのめし、もう表の世界には帰るまいと最後の別れに恋人に電話する主人公。
実は恋人は、主人公が留守の間にライバルの男にレイプされていたのだが、その事を隠して気丈にも別れを告げる。

503 名前:きりひと賛歌3/2 投稿日:2006/08/29(火) 16:36:53
数年後、とある金持ちの豪邸。
手品師やサーカス団が大広間で技を披露しているが、
金持ちはそれを下がらせ、もっと珍しい出し物を所望する。
出てきた女は全身卵と小麦粉を混ぜた生地まみれにすると、
大鍋の中で沸いている油の中に丸くなって身を投げ、
キツネ色にカラッと揚がったところで女が衣を突き破って登場する(確か芸の題名はテンプラ女)
だが金持ちは満足せずに次を要求する。
そこで引き立てられて来たのは檻に入れられた主人公。
どうやら行き倒れたところを買われたようだ。顔は犬のまま。
使用人が檻の中に雌犬を数匹放つ。
発情した雌犬は主人公と交尾しようと襲い掛かり、主人公は暴れ、逃げ回る。
ようやく許されて檻から出された主人公は舞台裏で泣きわめく。
テンプラ女が哀れんで慰めにくるのだが、聞けばこの女も幼いころ金で買われ、芸を仕込まれたのだという。
主人公は女を哀れがり、2人でここを脱出しようともちかける。
女は、最初は無理だと断るのだが、主人公に惹かれていくと共に意見を同にしていく。
その後、警備のスキをついて2人はまんまと金持ち邸を脱出。
スラム街でひっそりと暮らしはじめる。

504 名前:きりひと賛歌3/3 投稿日:2006/08/29(火) 16:38:31
だが次第に持ち合わせの金も尽き、食べるものにも事欠くようになってしまう。
主人公は容貌の為に働けず、女の腕で稼げる金もたかが知れている。
そこで一念発起して女は、あの金持ちの屋敷で演じていた「テンプラ女」をもう一度演じて金を稼ごうと思い付く。
揚げる時間は5秒よ、と主人公に注意し、生地まみれになった女は大鍋の中に飛び込んだ。
ところが5秒寸前、鍋を支えていた土台が崩れ、女を引き上げられなくなってしまう。
バランスを崩し、ひっくり返る鍋。
流れ出した油の中に、真っ黒に揚がった女のテンプラが転がっていた。
月日は流れ、やはりスラム街にいる主人公。容貌は変わらず犬。
本人は嫌がっているが「ドッグ・ドッグ(犬の医者)」と呼ばれ、それなりに生活しているようだ。
教会へ向かう主人公。キリストの架かった十字架を前にモノローグで最終回。
途中がインパクト強かっただけあって最後は全然覚えて無いわ、すまん。

主人公に関わった女がことごとく不幸になる上に、当時消防だったこともあってすごい後味悪かった。
今読んだらまた違うのかな。


505 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/29(火) 16:49:33
俺もきりひと賛歌はテンプラ姉ちゃんのインパクトが強すぎて他を覚えていない
その姉ちゃん性欲を抑えられない病気かなんかじゃなかったっけ?

506 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/29(火) 16:56:50
まろんできりひと讃歌の詳細を見つけたよ。
ttp://malon.my.land.to/kirihito.htm

 

きりひと讃歌(1) (手塚治虫漫画全集 (31))
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きりひと讃歌(2) (手塚治虫漫画全集 (32))
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きりひと讃歌(3) (手塚治虫漫画全集 (33))
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きりひと讃歌(4) (手塚治虫漫画全集 (34))
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