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433 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/25(月) 08:08:45
大石圭「アンダー・ユア・ベッド」

主人公の直人は敷石の裏の虫のような暗い日々を送っていた。
ある時にふと、大学時代に惹かれた千尋という女性の事を思い出す。
その女性が既に結婚し、夫と子供と共に湘南に住んでいる事をつきとめ、
直人はその近所に移り住み鑑賞魚の飼育販売の店を開いた。
今までほぼニートな生活を送っていたが、魚の飼育のノウハウは確かなため
クチコミで魚好きに知れ渡り、そこそこ売れるようになった。
直人は千尋の姿をチラッと見てみたいというだけの願望しかなかったが、
店に訪れた千尋の家に水槽を運びこむさい、出来心で家の鍵を盗んでしまう。

それから隠れて不法侵入したり望遠鏡で窓から覗いたりするうち、
千尋が夫の健太郎に虐待を受けている事に気づく。
主婦なのに、普通の社会人の方が楽だろうというぐらいの
激務を健太郎に押し付けられている千尋は赤ん坊の娘の世話も滞りがち。
心配になった直人はこっそり娘の世話もするようになった。
しゃべれるようになってきた娘は直人の名をはじめに覚えた。

健太郎はイケメンで逞しい良い奴のように結婚前は思えたが、
ハネムーンの時から千尋に暴力を奮い始めた。
世間体を気にして別れられないままずるずると子供まで産んだ。
一生このままなのかと絶望しながら千尋はボールペンチェックの内職をする。
すると、明らかに自分ではない者が内職を手伝ったような跡があった。
また、財布の中のお札が明らかに増えていた事もあった。
そして娘がしきりにいう「なおちょ」という謎の言葉。
この家に家族以外の誰かがいる事を千尋は勘付きはじめた。

直人は侵入していない時の状況も把握できるようにと、
千尋宅の寝室に盗聴器内臓のライターを置いた。
いつもより酷い暴行を受けた千尋は娘を連れ家出を決行。
持ち出した荷物の中には直人が置いたライターもあった。


434 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/25(月) 08:10:58
その盗聴器はある程度距離が開くともう受信できなくなるもの。
直人は千尋が離れるのを寂しがりながらも、それで幸せになれるならいいと諦める。
逃亡先のホテルで盗聴器に気付いた千尋は、それを仕掛けたのは
影ながら自分を支援してくれた誰かだろうと気付き盗聴器に向け語りかけるが、
既に電波は途絶えそれは直人に届かない。

気付いた健太郎によって引き戻される千尋。
受信を再開した盗聴器からは千尋の娘の怯えた泣き声と、
明らかに盗聴器に向かって語りかける千尋の助けを呼ぶ声。
直人はすぐさま千尋宅に駆けつけ、健太郎を殴り殺した。
泣き止んで直人にすがりつく娘を見ながら全てを理解する千尋。
二人は健太郎の死体を埋めた。
なんの偽装工作も思いつかない直人は自分はすぐに警察に気付かれるだろうと思う。
そしたら自分が横恋慕して夫を殺したと名乗り出て自分だけが逮捕されればいいと考えて終わり。

大石圭は切ない加害者の出る話をよく書くが、
これは完全な加害者ってわけでもないしむしろ正当防衛的な面もあるし
後味が悪すぎる
どうでもいいが、大抵の作品の主人公が湘南に住んでるという設定だから
もし全部の世界観がつながってたら、大石圭ワールドの湘南は殺人犯だらけになってしまう
湘南在住の人的にはどういう心境なんだろう


438 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/25(月) 09:08:48
>>433-434
なんつーかヲタの妄想全開のようで気持ち悪い。
いくらなんでも人の家の鍵をコピーして侵入したり
盗聴器仕掛けるような変態に感謝するなんてありえん。

440 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/25(月) 09:38:05
>>433-434
大石儲な自分は大好きな話の一つだけど、やっばり普通の人は>>438のように思うのだろうね。
私が読んだときはとても主人公に感情移入してしまってテラセツナスだった。
旦那がありえんくらい悪い奴だったせいもあるかな。粗筋だけじゃあの人非人っぷり
はわからないよね。

 

アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)
アンダー・ユア・ベッド
(角川ホラー文庫)


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