ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » 100万回生きたねこ (佐野洋子)

987 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 20:19:50
百万回生きたねこ

一匹のネコがいました。百万回死んで百万回生きました。
あるとき、このネコは船乗りのネコでした。
船乗りはこのネコのことが好きでいつも船旅に連れて行ってました。
でも、ある日ネコは海に落ちて死んでしまいました。船乗りは大泣きしてネコのお墓を作りました。
このネコは、あるときは泥棒のネコ、あるときは王様のネコ、
女の子のネコ、お婆ちゃんのネコ、サーカス団のネコ。。。色んな人のネコになりました。
飼い主はこのネコが死ぬとみんな大泣きしてお墓を作りました。
でもネコは一度も泣きませんでした。

立派なトラ模様だったので、雌ネコにもてました。
たくさんの雌ネコが言い寄って来る中、一匹だけ自分に見向きもしない雌ネコがいました。
その雌ネコのところへ行って宙返りをしました。
「すごいだろ、オレ、サーカス団のネコだった事もあるんだぜ。」
「そうなんだ」
「オレなんか百万回の生きてるんだぜ。君はまだ一回目だろ?」
「ええ」
何日かこんな話をしてるうちにネコは「オレは百万回も。。」と言わなくなりました。
ある日、雌ネコに聞きます。
「そばにいてもいいかい?」
「ええ」
それから一緒に暮らし子ども産まれました。
とっても可愛がり自分よりも好きなくらいでした。
子どもも大きくなり側から離れていきました。

自分も雌ネコも年をとっていました。ある朝、雌ネコは死んでしまいました。
ネコは初めて泣きました。朝になって、夜になって、朝になって。。。
ネコは百万回泣きました。
そして、次の朝に泣き止みました。
雌ネコの隣で動かなくなっていました。

ネコはもう二度と生き返りませんでした。


988 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 20:34:27
うわぁぁぁぁぁぁぁん(つД`)

989 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 20:41:09
100万回人を泣かせて、ようやく100万回目で幸せだと思える人生を送って、
幸せとはなにかを知ったために100万回泣くことになった。
天国で奥さんネコと巡り合えてますように。

992 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 21:50:36
これ子供の頃に読んでいまいち意味というか
面白さ、良さがわかんなかったんだけど、今理解したわ

993 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 22:06:06
>>987
メス猫の台詞が「そう」と「ええ」だけなんだよな。
でもそれがまたいい。
金が無くて買えなかったけど、限定の絵本付きぬいぐるみ欲しかったなぁ。

996 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/16(木) 23:55:19
>>987
あれは猫が泣く一枚絵でグッときた覚えがある。
絵に凄さがあった。

 

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
100万回生きたねこ
(佐野洋子の絵本 (1))


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...