ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その61 » アンネ・フリークス(小手川ゆあ)

114 名前:1/3 投稿日:2006/12/17(日) 03:12:25
アンネ・フリークスって漫画
「恋人未満って感じだった男女が共に敵を倒し、そしてくっつく」
って終わり方ではあるんだが、ちょっとな

とある宗教団体があった。
詳しく描写されてはいないが、幹部連中を神扱いし、
幹部の命令にはなんでも従い、テロなどを起こした後に内部抗争を起こしたりと物騒な団体。
その争いから逃れるために、幹部の子供たち(それぞれの幹部の子供で兄弟ではない)を
連れて脱退した者たちがいた。連れられた子供は三人。

そのうちの一人である少年・ゆりは、実母と二人で暮らしていた。
ゆりは父親が宗教団体の幹部である事とかは全く知らない。
母はいつのころからか「父親にだんだん似てきた」とゆりに性関係を強いるようになり、
その挙句にゆりに心中を迫り、拒んだ結果、ゆりは母を見殺しにしてしまう。
そこに現れる謎の美少女・あんな。彼女も幹部の子供。
彼女を連れて逃げた青年は、現在は無免許医として裏の世界で生きており、
彼の傍で育ったあんなは自然と裏の技術を習得し、倫理観もかなり狂っている。
あんなは母の死体処理を担い、ゆりに自分についてくるように言った。
母は自分が殺したようなものだと罪悪感を抱いているゆりは
もう元の世界にはいられないと感じ、美少女であるあんなに惹かれた事もあって、あんなについていく。

もう一人の子供のみつばは、父と姉(実際は血の繋がりはない)と共に平凡にすごしていた。
だが、宗教団体の者たちに父と姉を惨殺されてしまう。
彼らの言い分は
「君は我々の仲間だ。奴らは我々を裏切って君を拉致した。君を助けるために奴らを殺した」
ゆり同様事情を知らず、またかなり真っ当に育っていたみつばは反撃するが、
「可哀相に洗脳されてしまっている」と集団に拉致されそうになる。
そこにあんなが現れる。あんなに渡された銃でみつばは宗教団体の者たちを殺してしまう。
家族を亡くし、人も殺してしまった。みつばもあんなについてくるようになった。


116 名前:2/3 投稿日:2006/12/17(日) 03:13:01
三人は、あんなの仲間と共に自分たちを狙ってくる宗教団体を潰そうと計画する。
あんなはその過程で人を殺しまくり、警察の者や一般人まで邪魔ならサクサク殺していく。
むしろ、殺すのを楽しがっている感じ。引きながらも二人は段々その手の状況に慣れていく。

宗教団体は前から公安やらに目をつけられており、それに絡んでいる三人も目をつけられた。
少年課の刑事で、子持ちの生野は犯罪少年に対しても憐憫と母性を持って接している。
「世の中には親の負の遺産によって歪められている子供たちがいる。周りの大人が助けないと」
というノリで三人に近づくが、あんなに殺されかけて信念を揺るがせる。

関係者を殺しまくっているあんなは別として、幹部の子供は宗教側からは歓迎されていた。
それを利用して、ゆりとみつばは宗教団体の本部に潜伏する事に成功する。
中で生活している人たちは、街を歩いている一般人となんら変わりない風貌と言動をしている。
信者間で生まれた赤ん坊もいる。懐かれてちょっとほのぼのする二人。
そこに信者の男性が写真を見せながら、この男を知らないかと聞いてきた。
そこに写っているのは、以前あんなが捕らえて情報を聞き出すために拷問した後に殺した男だった。
「私の弟なんです。この前やっと子供が生まれたばかりで……」
その子供が、さっきの赤ん坊だった。
あんなの殺人に大してすっかり麻痺していた二人だが、
実際に殺された者の肉親の悲しみ嘆く姿を見て動揺する。

その夜にみつばは言う。あんなはあれだけ人を殺しているし、自分も人殺しだ。
でも、ゆりは違う。まだ戻れる。だから団体を潰したら元の生活に戻ってくれと。

色々あって二人がスパイである事がばれ、監禁される。
あんなとその仲間たちが突撃してくる。
現在の幹部は特に反抗的な態度を取ったからと、みつばを屋上から首吊りにした。
あんなの仲間がすぐに応急手当をしたので命は取り留めた。
戦いの末に幹部たちを殺す事に成功したが、あんなの仲間も殺され、
それにまだ生きている信者はいくらでもいるので、全ての芽が摘み取られたわけではない。


117 名前:3/3 投稿日:2006/12/17(日) 03:15:52
警察がかけつけたので、意識不明のみつばをその場に置いて、ゆりとあんなは逃げた。
後に病院に行ったところ、みつばは意識不明のままで植物状態になっていた。
また歩き出す二人。それを生野は単独で追う。
一度は揺らいだものの、やはりまだ未成年の子供を見捨てるわけにはいかない、
生野はそう再確認していた。だがあっさりあんなに足を撃たれて倒れ込む。
あんなは言う。ゆりがこの女を殺せと。パトカーの音が聞こえる。
「あたしが生きられるのはこの音の中だけ 一緒にきてよ」
涙ぐむあんな。躊躇った後にゆりはナイフで生野の首を切り裂いた。
みつばくん、僕はもう戻れない。ゆりはそう思う。

死んだ仲間が残していた大量の重火器を見つけ、はしゃぐあんな。
早くも次のターゲットを見つけ、あんなは頬を染めてうきうきとしている。
「獲物を狙う時のあんなは生き生きとして魅力的だ
 そんなあんなを見ていると僕も嬉しい 僕は今幸せだ」
二人ははじめて唇を重ね、そして手を繋いで歩き出した

仲間の中にはあんなを育てた青年もいて、
その青年は死ぬ時にゆりに向かって「次はお前だな」とつぶやき、
また公安サイドの人間が「あんなは容姿で男を釣って弾除けにつかってるだけ」
的な発言をしているし、ツンデレデレって感じな態度を取りつつも
やっぱり利用してるだけなのかなーと思うと、ゆりの今後が心配になる


137 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/17(日) 14:10:37
>>117
その漫画3巻ぐらいで完結だったんだけど最後読んで無くてどうでも良くなってたけどそんなオチだったんだ。

139 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/17(日) 14:12:25
アンネ知ってるW
後味悪いよね、アレ。でも、ゆりがあんなを「こんな世界」から連れ出してみつばも
救われるってほうが逆に萎える。あんなの歪んだアイデンティティが揺らいでいく描写もなし
に改心でもされたら本当に本投げ付けるwあれはハッピーエンドと言うかトゥルーエンドだと思ってる。

 

アンネ・フリークス (1) (角川コミックス・エース)(全4巻)
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(角川コミックス・エース)(全4巻)
アンネ・フリークス 全4巻完結 (角川コミックス・エース)
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