バラの妖精

497 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 12:38:27
私が小さい頃見ていたアニメの昔話(日本昔話ではない)から

昔々あるところにザル作って売るのを生計にしていた真面目男(良平)がいた。
今日もザルがたくさん売れたのをお地蔵様に報告したところに借金取りが現れ、
「怠け者の男(悪平)の借金をあんたが肩代わりすると悪平が言っていた」と
売り上げを取られてしまった。
それだけではなく村一番の美女からの差入れをもらっても、悪平に食べられてしまうというように、
良平は悪平のせいで貧しい生活を強いられていた。
そんなある日のこと、良平は「何か食べる物はないかな?」とゴミ捨て場を探索していていると、
きれいなバラを見つけた。彼はそれを持ち帰り水をあげた後
「花は水だけで生きていけるからいいな。でも、人間はお腹が空くからやだなぁ・・・」とつぶやいた。
その夜「良平さん起きて」と声がしたので起きると、きれいな女性が立っていた。
彼女は「私はあなたに助けてもらったバラの精です」と言い、不思議な力でご馳走を出してくれた。
良平は「こんな立派な食事は何日ぶりだろう」と食べた後、
これからは二人で楽しく暮らそうとバラの精霊に問いかけに彼女は「ええ」と答えてくれた


499 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 12:51:12
>>497の続き
翌朝、彼女が朝食を用意してくれたので良平は至福の一時だった。
そこへ悪平が食事を横取りしようとやって来たが、
「今までお前に生活を滅茶苦茶にされてきたけど、もうそうはいかないぞ!」と
悪平を撃退した後「今日、村でお祭りがあるけど一緒に行かない?」とバラの精を誘った。
彼女も「いいわ」と答えてくれた。
2人は祭りを十分に楽しみ、良平はバラの精霊に下駄を買ってあげた。彼女は「ありがとう」と言ってくれた。
祭りが終わりに近づいた頃、良平が振り向くと、バラの精霊が苦しそうな表情をして
「短い間だったけど楽しかったわ・・・」と言い残して消えてしまった。
良平は全力疾走で自宅に向かって見た物は、枯れてしまったバラだった。
「ごめんよ、いい気になって水をあげるのを忘れていたんだ。僕が君を・・・」と枯れたバラの前で泣き崩れてた。

500 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 12:54:59
おしまい?・・・後味悪すぎる

503 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 13:18:46
>>499
日本昔話と聊斎志異を下手にブレンドしたような話だな。

504 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 13:36:07
バラってのが違和感

507 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 15:42:33
>>504
日本にも昔から栽培されてるバラあるよ。ハマナスとか。
でも蘭や椿ほどには人気あったわけではないので
いつのまにか西洋の花の象徴みたいに思われるようになったの。

518 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/23(土) 23:34:26
>>497
おそまつくんか