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526 名前:中原涼「笑う宇宙」より 投稿日:2006/12/24(日) 00:26:19
記憶のみで記載

クリスマスの夜、サンタはプレゼントを配っていた。
ある大きな家で、小さな男の子に見つかる。

「やあ、サンタだよ。メリークリスマス」とサンタはプレゼントを渡したが、
男の子はニコニコ笑って「パパなんでしょ?」と言う。

「本物のサンタだよ」とサンタが言っても、
男の子は「だって煙突がないよ?」と言う。
「サンタは人間じゃないから壁を通り抜けるんだよ」と
サンタが言い聞かせても、男の子は笑って「パパでしょ?」と信じない。

らちが明かないので、サンタは壁を通り抜けてその家を出た。
ふとサンタはその家の表札を見てひどく後悔した。
表札には「×××孤児院」と書かれていた。

たぶんサンタが本当にいるって夢をもたせるつもりで、
実際には男の子のパパへの夢を奪ったのが後味悪かった。
ほぼ会話のみで進行するショートショートだったので、
サンタが何を考えてたかは想像なんですけど。

毎年、クリスマスの時期になると思い出すお話で、呪いのようです。


528 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/24(日) 01:30:24
サンタにまったく悪気が無いところが後味悪さに拍車をかけていますね

 

笑う宇宙
笑う宇宙


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