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261 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 08:19:30
緋色の迷宮 (1) トマス・H・クック

雑誌などの書評で絶賛されていた古典的?名作らしいです。

近所に住む8歳の少女が失踪した。子守をしていたのは、自分の息子である。
最後に彼女を見たのは息子ということになっている。
ひょっとすると自分の息子が誘拐しいたずらして殺したのかもしれないという不安。
しかも、妻から自分の息子が友達もいない、変わっているということを聞かされますます悩んでしまう。
そんな時に、彼女の勤め先で、偶然誰かと抱き合うシーンをみてしまい
(浮気か?)ともんもんとしてしまう。そうして、ついにその疑惑を彼女につげ、
ますます家庭の雰囲気は、悪くなる。
自分の兄もそういう性向を持ち、事件に関わっているかもしれないという疑念。


262 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 08:26:42
緋色の迷宮 (2)

その兄に、ついに主人公は気になっていたことがあり、電話で問い詰めてしまう。
それは、死んでしまった自分たちの妹についてである。妹は、大変美しかったのだが、
不治の病で長いこと入院していた。そこに、死ぬ前にも、見舞いをしに行っていたのだが
その時、彼女は「聞いてもらい事がある。」と自分に言ったのだが。
彼の弟が姿を現した途端、口をつぐむ妹。
まさかという思いが、彼の中にある。彼女が告げたがったのは、動けない彼女を
弟が、、、。息子のパソコンに合った画像も、お前のことだろとあわせて
問い詰める兄。それに対して、「すまない。」とだけ告げ、電話を切る。


263 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 08:36:25
その後、兄は自殺してしまい連絡が来る。(たしか、遺書等はない。)
前々から、住んでいるアパートから小学校が見え、そこで、じーと
眺めていた兄は、学校からも再三注意され問題になっていたらしい。
どうも、そのことを密告されて警察にも目をつけられていたらしい。
これで、事件は解決かと思われた。
しかし、失踪した少女の父親は、「これで、解決したとは思うな。」
と大騒ぎする。
その後、散歩しながら、主人公と息子はいろいろ語り合い、理解が深まる。
その会話の中で、現場に落ちていたタバコについて気が付く。
主人公の子供が失踪した少女を子守していたとき、ピザ屋の宅配が来ていたのだ。そのときの
男が、タバコを吸っているのを偶然ピザ屋で見かけたのだ。
けれども、主人公は、はっきりしないことは言わないほうがいいという。
そして、ここでいったん終わる。

264 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 08:51:24
緋色の迷宮 (4)

何年かたち、主人公の経営しているカメラ屋に失踪した少女が
たずねてくる。彼女は、近々結婚することになり、お礼もかたがた
ここに訪れたのだ。主人公の息子が、警察に「ピザ屋の男が怪しい」
と告げたおかげで、殺される寸前、奇跡的に救出されたのだ。
しかし、そのことを告げた直後、帰り道、娘を殺されたと勘違いした父親は、
主人公の息子を殺害してしまうのだ。そのことを、わびる少女。
それに対し、父親は、あの人もあなたを愛していたのだから、
しょうがないと、答える。こんな感じで終わりでした。

何が後味悪いかというと、いったん、息子と父親が仲良くなり、ほのぼのシーンが
終わったあと、この苦い結末。

付け加えると、少女は、早く御礼を言いに来たかったのだが
いろいろ事情があったので。と告げるシーンもありました。
それから、この事件がきっかけで妻とは別れ、音信普通に
なったとのこと。


265 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 08:55:44
意味がわからん。とくに>>262が。

266 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 09:14:29
途中で兄と弟が混線してるな

269 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 09:59:04
まとめると

緋色の迷宮

主人公の息子は近所の少女の子守をしている。
少女が行方不明になり、息子が関わっているのではないかと疑われる。
息子はピザ屋が怪しいと気付き通報。
犯人はピザ屋だった。少女は助かる。
しかし少女の父親は、息子が少女を殺したのだと思い込み息子を殺してしまっていた。
数年後、主人公のもとに少女が現れ詫びる。

こんなとこか。


271 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 11:11:41
>>269読んでやっとなんとなく意味はわかったけど、途中の妹とか兄とかの話は何なんだ?
息子は娘の父親が殺したの?

273 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 13:10:29
>>271
自分も読んだ事あるんで補足。
主人公の家族関係は
主人公(中年男性)、キース(主人公の息子。中学生くらい)、妻(美人)
主人公の兄(独身)、主人公の妹(少女の頃病死)
て感じ。

主人公の兄はよく小学校をのぞいていた事、パソコンに幼女写真を大量に残していた事などから
少女行方不明との関わりを疑われ、加えて主人公からは昔妹に手を出したんではと疑われる。
主人公が自分に疑惑を持ってると知ってショックを受け自殺。
妹の事はわからないが、少女行方不明には関係ない事が後に判明。

家族への誘拐犯疑惑をぬぐいきれず、てんぱった主人公は
仕事関係の男性と親しげな妻に浮気の疑いを持ち、妻を責めてしまう。
当然妻ともかなり気まずくなる。結局浮気はなかったみたい。

少女行方不明事件によって、
自分がものわかりのいい父親を演じつつ、ぱっとしない息子のキースに不満を持っていた事
キースにもその不満が伝わっていた事などが主人公の目の前に晒される。
そういった家庭の歪みや、事件の疑惑に苦しみつつも
キースと対話し、無実を確信し、理解しあえたと思った翌日キースは射殺される。

行方不明少女の父親は、もう娘は死んでいると思い込んでおり
その犯人は間違いなくキースとにらんでいた。
娘の死体が発見されず、証拠も見つからずといった状況にあせり、
このまま生かしてなるものかと
待ち伏せてキースを狙撃、直後に自分も自殺。
数時間後、キースの「ピザ屋が怪しい」という通報がもとで娘は生きて救出される。

主人公は息子の死後妻とも別れ、3人で暮らした家も売り、ひとりぼっちになる。


274 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 13:22:08
>>273の続き
ちなみにピザ屋が怪しいということは、主人公が先に気づいてキースに言った事。
証拠と言えるようなものでもないし、警察もいずれ調べるだろうから通報はしないでおけと止めておく。
翌日、迷った末にキースは自分の判断で通報し、結果的にギリギリの所で少女は助かった。
キースが通報→少女父がキースを狙撃&少女父自殺→少女助かるが同じ日(多分)。
主人公が気づいたその日にさくっと通報しておけば息子も死なず、少女も無事で
大団円だったんでは・・・という状況。
誘拐犯が諸悪の根源なのに
関係ない人死にすぎで、生き残った人にも救いがない。

275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/09(火) 14:56:28
>>273-274
要約、解説が上手くて完璧に理解した
ありがとう

 

緋色の迷宮 (文春文庫)
緋色の迷宮 (文春文庫)


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