ホーム » 小説 » 小説/あ行 » イチゴの日(筒井康隆)

688 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/07(水) 12:27:11
「イチゴの日」

テレビのプロデューサーたちが集まって、視聴率をとれる番組の企画を相談している。
それは、ものすごいブスで性格の悪い女を絶世の美人だと信じ込ませてアイドルに仕立て上げ、
成人式の日にコンサートを開催し、そこでスタッフ・観客が一斉に
「じつはお前はブス」と暴いて笑いものにする、という内容。
こうして、このプロジェクトのためにある少女を幼い頃から国民が一丸となって騙して育てる。
その子は外見の醜さに加え、性格も鼻持ちならないいやな娘に成長した。
教育の成果あって、真の美人は彼女にとってはみんなブス。
そんな彼女の好物は、イチゴにミルクをかけてスプーンでつぶしたもの。

いよいよ成人式のコンサートの日。みんなわくわくして待っている。
会場は人で埋まり、テレビ中継の用意も整っている。
ところが、ブス子は偶然スタッフが置き忘れた台本を開いて、
リハの自分が参加しなくてもいいと言われた部分を読み、真実を知る。

ブス子は、実はあまりの性格のひどさゆえ悪魔にも一目置かれていたほど。
早速しもべを呼びだし、コンサート会場を封鎖して、
パニック状態の観客の頭上から大量のミルクをあびせかけ、巨大なスプーンで…
そして笑いながら箒に乗って飛び去っていった。


690 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/07(水) 12:51:14
なんだその急展開w

694 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/07(水) 14:15:56
わざわざ笑いものにするために育てるような下種な奴らが一掃されて後味スッキリじゃないか

701 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/07(水) 15:32:12
イチゴの日、筒井だっけ。
ほんとこの人の発想ってすごいな。

 

ポルノ惑星のサルモネラ人間―自選グロテスク傑作集 (新潮文庫)
ポルノ惑星のサルモネラ人間
自選グロテスク傑作集 (新潮文庫)
薬菜飯店 (新潮文庫)
薬菜飯店
(新潮文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...