地獄少女/二籠 第14話「静かな湖畔」

513 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 01:13:50
このスレではお馴染み「地獄少女」第2シリーズから
「静かな湖畔」

バブルがはじけて以来、価格下落で見る影もないかつての新興住宅地にNYから戻ってきた紅林一家。
しかしたった一度ゴミの出す日を間違えただけで、
何者かに生ゴミや動物の死体を庭に撒き散らされるなどの嫌がらせをされるようになる。
頼りになるのはお向かいさんである柿沼だけ。
紅林と柿沼は渡米前テレビのプロデューサーと有名演出家という関係であり、以前からの親友でもあった。
そのうちに紅林の息子・拓真は悪魔であるという中傷ビラまで撒かれるようになり、紅林一家は引越しを決意。
しかし引越し前日の夜、何者かに家のガラスが割られる。
紅林が玄関に様子を見に行った隙に、外からリビングの窓を突き破ってきたボウガンの矢が妻の喉に当たり死亡。
人影を見た拓真が庭に出ると、そこにはボウガンが落ちていた。思わずボウガンを手に取る拓真。
しかし、その姿を近所の人に見られ、葬式では近所の人から
「母親を殺したのはあの子だ」と噂を立てられるようになる。
葬式で拓真は、柿沼が見知らぬ女性と言い争っているのを目撃する。
「奥さん殺したのあなたでしょ。復讐のために、私の赤ちゃんみたいに殺したんだ!」

拓真は父親に相談するが、そんなはずはないと突っぱねられる。
近所の心無い噂に、「僕は何にもしてないのに…」とその夜拓真は『地獄通信』にアクセスする。
『地獄通信』とは都市伝説の一種で、午前0時にアクセスし、憎い相手の名前を書き込むと、
地獄少女が現れて地獄に落としてくれるというもの。
拓真の前に現れた地獄少女は、憎い相手を地獄に落とすと、死後自分も地獄に落ちることになると説明。
それを聞いた拓真は、やはり地獄に落とすことはやめることを決意。
父の教えの通り、人を憎むことはせず、もう一度警察に調べてもらおうと電話する。


514 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 01:15:45
その頃紅林は柿沼の家にいた。やはり息子の言葉が気になっていたのだ。
柿沼に犯行を否定され、「やっぱりそんなはずはない」とホッとする紅林。
しかし柿沼の部屋から、ボウガンの矢がいくつも撃たれたサーフボードを偶然発見する。態度を豹変させる柿沼。
「殺しちまったのは計算外だったよ。ちょっと怪我させて息子に疑いをかけて、
 じっくりと家庭崩壊させていくつもりだったのに…。お前が番組の編成から外されてNYに行ってから、
 演出家はプロデューサーの狗だなんて言われて俺には仕事は一つも来なくなった。
 お前に付き合ってこんな欲しくもない家も買ったのに、全部お前のせいだ!復讐してやる!」
結局は会社に売り込みの一つもしなかった柿沼の自業自得なのだが、
そんな紅林の言葉に更に逆上して紅林を殺そうとする柿沼。

父が柿沼の家にいるところを自宅から目撃した拓真は急いで柿沼の家へ。
しかし既に父は殺されていた。
拓真をも殺そうとする柿沼。しかし唐突に柿沼の姿が消える。
柿沼と言い争っていた女性が自宅で地獄通信にアクセスし、柿沼を地獄に流したのだ。
女性は以前柿沼と付き合っていたが、子供が出来たと言った途端階段から突き落とされ流産したのだった。
そこへ柿沼の家へ警察が乗り込んでくる。

パトカーに乗せられる拓真。
聞こえてくる「怖いわねえ、母親に続いて父親まで……」という近所の言葉。
「僕は…なにもしてないのに……」
虚ろな目で拓真は呟いた。

基本的にこのシリーズ後味悪い話ばかりだけど、
今回は息子まだ小学生な上に本当に何もしてないのにあまりの救いのなさに('A`)
父親も母親も死んじゃってるし…。


515 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 01:24:09
>>513-514
俺もその回を見たけど、今までのシリーズの中で一番後味が悪かった。

516 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 01:24:43
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

これはヘビーすぎる。息子はどうなるんじゃー!
せっかく地獄に流すの諦めたのに…。


517 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 01:27:42
>>513
二篭はダークさが増してるんだな…

522 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/22(木) 10:45:43
>>515
確かにこの回は後味悪さ最高レベルでしたな。でも冷静に考えれば
ボウガンの購入者やボウガン練習跡や指紋その他諸々、
証拠は山ほど残ってるんで、すぐに冤罪は晴れそう。 

612 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/23(金) 09:40:48
>>513-514
その少年のその後を扱う話が、もう数回先に予定されている。
このシリーズ全体の核心に関わる伏線になるらしい。

 

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