ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その65 » DOLL(三原ミツカズ)

808 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/15(木) 14:43:56
似たような話を思い出した 三原ミツカズの「ドール」
ドールという人間そっくりの高価なロボットが普及しはじめている世界が舞台の短編集。

主人公の女の子はイケメンエリートサラリーマンにいきなり好かれる。
家に来まくりデートに誘いまくり、羨んだり喜んだりする周囲。
しかし女の子は戸惑い続けるだけ。
彼の肩書きは魅力的だし、とても優しいのだが、
二人でいる時は女の子の事を「ドール」と読んでくる事に嫌悪を感じていた。

イケメンは元々はドールを作っている会社にいた。
大変優秀だったのだが、人間とドールの区別がつけないといった異常な行動をした後に会社を辞めた。
かつてその会社で機械の小型化で大きな成果を上げていた彼は、超小型の機械を、
最近では露骨に拒んでくるようになった女の子に無理矢理飲ませる。

意識を失った女の子が気づいてみれば、イケメンの家に拘束されていた。
ひどい渇きを感じて水を求めるが、水を飲んでも潤わない。
(細かい原理は忘れたが)それは飲まされた機械によるもので、
イケメンの体液を摂取しない限り何を飲もうと死にそうな渇きによる苦しみが続くだけだという。
イケメンは拘束した女の子に自分の血や汗を飲ませるようになる。
そんな生活が続いたある日イケメンは「体液なら血じゃなくてもいいんだよ」と女の子に中だしした。
飢餓感が癒えるのを感じながら、自分はもう本当のドールのようになってしまったと女の子は思う。

やがてイケメンと結婚した女の子は、イケメンの家で人形のように着飾られた日々をすごす。
渇きを癒すためだけのセックスの果てに終には妊娠してしまった。
少しは異常な生活にも慣れて穏やかな妊婦生活を送っていたものの、
「ドール」と腹の中の子供にまでささやくイケメンの姿に切れてしまい、ナイフをふりかざした。

病院で、子は無事だが奥さんは……とお悔やみの言葉を告げる看護師。
そして看護師がいくらあやしても泣き止まない子供。
イケメンが子供を抱き上げ、子供はイケメンの手を舐めた。
その途端、子供は泣き止んだ。「お父さんじゃないとだめなのね」と
微笑む看護師に背を向け「ドール」とイケメンは子供に呼びかけるのだった。

 

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