タカハシくん優柔不断(新井理恵)

981 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/27(木) 22:22:24
「子供たちをせめないで」と同作者んぼ「タカハシくん優柔不断」は大変鬱な終わり方。
主人公視点で見なければある意味超ハッピーエンドだが

主人公タカハシは平凡な高校生 近所に住む幼馴染の萌奈美はやたらパンチラする貧乳だが可愛い子
あからさまに萌奈美はタカハシに恋心を抱いていて、周りからはほぼカップル扱いだが実際はそうでもない
実はタカハシは担任教師のマヤと婚約関係にあり、肉体関係はまだだがマヤと同棲している。
なので萌奈美の事は本当にただの幼馴染としか思っていないが、思い込みの激しい萌奈美は
「本当は私のことが好きなのに言い出せないのね」と勝手に交際宣言する
迷惑がりながらも、萌奈美のペースに引きずり込まれてマヤと疎遠になっていくタカハシ
萌奈美はどんどん本性をむき出しにし、狂言妊娠、狂言自殺、マヤに自殺を強要とすごい事に

マヤは明るく溌剌とした教師として人気があるが、幼い頃は暗くて無口だった
家族からも嫌われ、そのうち食事も与えられず放置状態
風俗で働きながら大学まで行き、家庭教師として小学生のタカハシに出会った。
「そんな家族なんて捨てればいい僕と暮らそう」そう言われ暮らし始め、やがて付き合うようになった。
休日にマヤはタカハシとデートの約束をしたが、タカハシは萌奈美に捕まって出てこれなくなった。
マヤは雨の中でタカハシを待ち続ける。そこに男子生徒の岩井が通りかかった。
イケメンだが頭も運動神経も悪く内気だった岩井は不登校気味だったが、
マヤに励まされてから明るくなり、マヤを慕うようになった。
ストーキングの果てにマヤとタカハシの関係をも把握した岩井は、
萌奈美を嫌がりつつも陰口を叩くだけで行動に出ないタカハシを非難する。

マヤが雨にずぶぬれになっているころ、タカハシはうっかり萌奈美とヤってしまう。
帰って行く萌奈美。その現場を目撃したマヤと岩井は二人の行為を悟る。
「どうせお前も岩井とやったんじゃないのか」とファビョるタカハシ 去っていくマヤ
非難する岩井に「好きでもない女とヤらなきゃいけない俺の気持ちがわかるか!」とわめく


982 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/27(木) 22:24:44
タカハシとセックルの日々を続けた萌奈美は、妊娠したと両親を連れてタカハシ家にくる
マヤと婚約しているのにどういう事だとタカハシ両親 マヤはもう二人の関係は終わったと笑顔で言う。
「あなたが好きなのは私じゃなくて 誰かに好かれてる自分なんでしょう」
結局萌奈美は妊娠しておらず、ただ生理が遅れただけだった
萌奈美が無邪気に「タカハシとマヤは昔付き合っていたらしい」と騒いだために
マヤは教師の職を追われ、タカハシ家も出てどこかに行ってしまった。
タカハシは行き先を調べようとするが「黙って出ていったマヤちゃんの気持を考えろ」と岩井に怒鳴られる

数年後 サラリーマンになったタカハシはモテるというわけではないが女性に不自由した事はない
萌奈美は高校卒業と同時に疎遠になった 今はどこかの男と結婚しているらしい。
当時はものすごくうっとおしい存在だったが終わってみればあっけないものだった。
マヤへの未練はいまだにあった ある日、人ごみの中でマヤの姿を見つける。
運命的なものを感じながら走りよろうとし、マヤの隣に男性がいることに気付く。
それは岩井だった 二人は笑顔で何かささやきあいながらタカハシに気付かずに去っていった。
タカハシは、自分はこれからまた本当の恋に出会えることはないだろうと思う。
今の彼女ともそのうち別れてまた適当な女と付き合ってそれを繰り返すだけだろうと。
マヤの幸せを願いながらも、同時に恨めしくも思う優柔不断な心境で終わり。


986 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/27(木) 22:45:35
>>981
鬱な終わりかたなの? 
いーじゃん、自業自得ってかざまみろって感じ。
それとも実際読んでると、タカハシのファンになっちゃうのかな?

 

タカハシくん優柔不断 全7巻完結
タカハシくん優柔不断 全7巻完結