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224 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/06(金) 00:37:09
星新一「おみやげを持って」(「妖精配給会社」収録)。

高度な文明を持つ星・ニール星から
生きたいだけ生きて死にたくなった時に死ねる「不老不死」の方法を
お土産にして帰ろうとする地球人達。
その途中、船長が金属製の筒を見つける。
拾い上げて開けてみると、中には地球の雑誌やチューインガムが。
懐かしさにそれらの品を手に取り、チューインガムを噛んでみるメンバー。
すると年長の男が「これは、オレが小学生の時の友達と埋めたタイムカプセルだ」と言う。
メンバーの中にはタイムカプセルを知らない人もいて、年長の男は説明をしてやった後、
「これが宇宙を漂っているということは…」とつぶやいたきり、声が出なくなる。
他のメンバーは地球が恋しくなったせいだと考え、地球に着いたら時間をかけて治療させようと話し合う。

が、地球に近づくに連れ、彼らも声が出なくなっていく。地球はなくなっていたのだ。
見えるのは粉々に砕け散った痕跡だけ…。

 

妖精配給会社 (新潮文庫)
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