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287 名前:嗤う伊右衛門1/2 投稿日:2007/04/07(土) 04:07:28
映画『嗤う伊右衛門』 監督・蜷川幸雄 原作・京極夏彦
東海道四谷怪談のリメイク。

簡単なあらすじ
生まれてから一度も笑った事の無い伊右衛門。仲介を経て落ちぶれ藩士の娘・岩と結婚。
岩は病気の為に顔に酷い痘痕があり、行かず後家だった。
気位の高い妻・岩と、謝るばかりの真面目な夫・伊右衛門。
ギクシャクしていたものの、お互いの誤解を解きつつほのかに愛を育んでいく。

それが気に入らない伊右衛門の上役・伊藤の心理作戦で、二人は離縁。
一方、伊藤の子を身篭っていた伊藤の内縁の妻・梅(訳ありで岩の義妹)が伊右衛門に恋する。
お腹の子共々伊右衛門が引き取り、再婚する。
真面目な伊右衛門は岩への気持ちを引きずりつつ、伊藤の子供と知りながら赤子を可愛がる。
伊藤はエグい男で、定期的に伊右衛門の屋敷を訪れては梅と伊右衛門公認エチ。
その間伊右衛門は赤子と共に夜釣りに出かける。

そんな様子を知った元妻・岩。自分と別れて幸せになったものと思っていたのにと、
伊右衛門の境遇を悲観する。本来の性格も相乗し、暴れ倒して事実を知らせた仲人の一人を撲殺。
伊右衛門家の下僕を半殺し。我を忘れ、痘痕顔剥き出しで唸りながら町を暴走する。


288 名前:嗤う伊右衛門2/2 投稿日:2007/04/07(土) 04:08:23
伊右衛門は無駄な事は口にせず、ひたすらに沈黙を守る。
そんな中、町では岩が奇怪な殺人を犯していると噂になっていた。
そしてある夜、梅が狂ったように叫びだした。
『岩様が坊を!』さらって行ったと叫んでいた。一晩中赤子を探し回った伊右衛門。
山中で見つかった時には、変わり果てた姿に。子を抱き泣いている伊右衛門の前に、伊藤が登場。
『悲しいか?その赤子の敵を討て(岩を斬れ)』と伊右衛門に云う。
伊右衛門は、『子の弔いが終わり次第に』と返答する。

赤子の葬式が終わった後、伊藤が伊右衛門家に来た。定期エチの日だった。
伊右衛門はその日夜釣りには出かけておらず、伊藤と鉢合わせ。なんだかんだありながらも、
赤子を始末して岩に罪を擦り付けた梅を斬り殺害。
そして、不幸の根源である伊藤を斬り殺し、生まれて初めて伊右衛門は嗤った。

岩が暴走した後、伊右衛門と岩は会っていた。そして、伊右衛門は岩を愛するが上に殺していた。
それ以降の岩の奇行と思われていた殺人は、そうではないと伊右衛門一人が知っていた事だった。
伊藤の赤子を憎むと同時に、伊右衛門と真の夫婦になりたいと望んでいた梅。
ノイローゼ気味になっており、自らの手で子を殺したのは明らかだった。

事件より一年後、岩の親類と伊右衛門・岩の仲人の一人によって、
岩らしき骸骨を抱いた伊右衛門の死体が発見される。そこには、なぜか二人の笑い声が聞こえていた。

肝心な登場人物や物語を省略してゴメソ。
何が後味悪いって、伊藤殺害の際の無意味でヘタクソなグロシーンが映画の完成度を
ものすごーく下げた事が後味悪い。原作ファンなので、夢見すぎていたのかもだけど。

 

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嗤う伊右衛門 (中公文庫)(原作)
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