ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その70 » 流血鬼(藤子・F・不二雄)

186 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 18:05:39
藤子F不二夫のSFマンガ「流血鬼」

西洋から渡ってきた不思議なウイルスのせいで
日本の少年である主人公のまわりもみな所謂「吸血鬼」化してしまう
(少年はそのとき山にキャンプに行っていて無事だった)
吸血鬼化した人間は「未だ人間」と見ると血を吸いに襲ってくるのだ
親も襲われ一人逃げてご近所さんの胸に杭を打ち込む日々

ひとりぼっちで洞窟に隠れて暮らす主人公のもとに幼なじみの少女(既に吸血鬼)が訪ねてくる
「あなたを救いたい/私たちは生まれ変わるだけなの/杭を打ち込むあなたこそ流血鬼よ」と説得される
納得しない主人公にとうとう少女は襲いかかる

病院で目覚める主人公 看ていてくれたのは以前自分が杭を打ち込んだ医者だった人
「もう大丈夫」と両親や少女親友たちに迎えられ表に出る主人公
「いまから考えるとおれ馬鹿みたいだよ
 気づかなかった赤い眼青い肌の美しさに 夜がこんなに明るく優しい光に満ちていたなんて」

価値観の転換、というポジティブな捉え方も出来るんだが
元の人間だったことを忘れてそっちの世界に行ってしまった主人公にとても寂しいものを感じた。


187 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 18:15:34
なんか似たようなホラー小説で、主人公の周りの人達がみんな吸血鬼になって
主人公は正義の為にその吸血鬼と戦うんだけど
実は吸血鬼になるのはとあるウイルスに感染しただけで、もうすでにワクチンが開発されていて
主人公は無差別殺人鬼として逆に恐れられるって話を思い出した。

188 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 19:08:10
>>186
屍鬼って小説を思い出した。
あっちの方はその短編に比べるとかなり甘っちろいけど。

190 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 19:32:30
>>188
kwsk

191 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 20:15:23
>>190
ど田舎の陸の孤島に、ある一家が越してくる。それから村に異変が起こる。
一家は実は吸血鬼で村を乗っ取ろうとしていた。気づいた頃には手遅れで大勢の村人が吸血鬼化していた。
で、>>186のようなエピがある。
吸血鬼になった女子中学生が好きだった男を襲ったり吸血鬼になった父親が娘を襲ったりする。
こっちの話では襲われた男は吸血鬼になれずに死んだり、娘は間一髪救われたりする。

生き残った村人が集結して吸血鬼に反撃する。
吸血鬼化した家族を殺せずに匿っていたのに村人のチクリで見つかって処分されたり、
人を襲うのが嫌で耐えていた吸血鬼も滅んだりする。
最終的に人間側が勝利して吸血鬼を追いつめ、首領の吸血鬼以外は全部しとめる。
ポエマーっぽい中二病の主人公(おっさん)は吸血鬼に陶酔してて、首領(美少女)と二人で逃げ出す。
仕留めた後は人間の死体に戻ってしまったので、第三者から見ると村内で大虐殺があったように見えて、
謎の猟奇事件として扱われる。生き残った村人も村を捨て事件に口をつぐむ。
そこんとこが後味悪いと言えば言えるかもしれん。
でも後味悪さより中二病の主人公にイライラさせられる印象が強いな。


192 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 20:18:21
>>191
>ポエマーっぽい中二病の主人公(おっさん)
ワロタw

212 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/31(木) 04:43:36
>>191
主人公は吸血鬼に心酔してるのに、自分が吸血鬼にならないのはどうして?
最後はどうなるの?

213 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/31(木) 05:35:21
>212
心酔というか共感してる感じだったと思う
主人公→吸血鬼
主人公は吸血鬼ではなく「人狼」という存在になった
人狼は、存在としては吸血鬼の僕だけど
吸血の必要がない・昼間でもウロウロできる・不老不死、という
設定を考えると、吸血鬼よりもいいとこ取りの存在。

主人公と吸血鬼のラストは
主人公の小説が出版されて
二人はどこかで生きて(存在して)るんだな、ということを示唆してEND
後味悪さ成分は村の末路のほうが担ってるな。


214 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/31(木) 05:49:28
>>212
主人公は最後村人に襲われて死に掛けて
人狼っていう吸血鬼のパワーアップ版みたいのになる。
最後は少女と一緒に行方をくらませる。

218 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/31(木) 07:38:17
屍鬼って、村人が吸血鬼を追い詰めていく過程で
吸血鬼の長(少女)も一人の男に捕えられる。
屈強な身体を持つ男は少女をやすやすと捕まえて楽しげにいたぶる。
そこにポエマー登場。男を殺して少女を助け出す。
んで>>213-214みたいな流れになるんだけど
この部分は男サイテーと思いながら読んでたのでポエマーの行動はスカッとした。

 

藤子・F・不二雄少年SF短編集 (2) (小学館コロコロ文庫)
藤子・F・不二雄
少年SF短編集 (2)
(小学館コロコロ文庫)
藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 1
藤子・F・不二雄大全集
少年SF短編 1
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)(全5巻)
屍鬼〈1〉
(新潮文庫)(全5巻)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...