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160 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/16(土) 12:48:44
後もうひとつ、昔話で後味の悪い話
「チロリン橋」

十になった貧乏百姓の娘が隣村へと子守奉公へ行くことになる。
娘は七つの祝いに買ってもらった大事な大事なぽっくりだけを持ち
村境の橋を渡って、奉公へといった。
奉公先では子守以外にもさまざまな仕事が次から次へと待っており、
毎日へとへとになるまで働かされたが、家族のためと思いがんばって働いていた。
だが、ある日、その家の仏壇から、5両という大金が盗まれた、
調べてみたが、犯人はなかなか見つからない。
そこで、一番貧乏な家の出である娘が疑われた。
自分は盗んでいないと娘は言うが、その家の女将ははなっから娘の言うことを信じず、疑ってかかる。
証拠はないので、とりあえずまた明日、旦那からも調べてもあることにしてその夜はおひらきにしたのだが、
娘は悲しくていつまでも涙が止まらなかった。
真夜中、娘はぽっくりをもって屋敷から抜け出した。

そうして、子守奉公に出かけてからまだ一度も戻ったことの無い家に向かって走り続けた。
やっと家に着き、戸の隙間から中を覗き込むと、家の中ではすっかりやつれた母親が
ワラ打ちの夜なべ仕事を黙々と続けている。
病で床に伏せっている父親の横で、まだ幼い弟たちが眠っている。
毎年子守奉公の代金は、前金で貰っているのを知っていた娘は、家の中に入ることができなかった。
娘は、どうしたら良いのかわからなくなり、村境の橋の上まで来ると川に身を投げてしまった。

今でもこの橋を渡る時、耳を澄ますと、チロリーン、チロリーンと、
ぽっくりの鈴の音が聞こえてくるという。
村人はその橋を「チロリン橋」と名づけた。


162 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/16(土) 12:58:37
>>160
後味悪いというよりも、切なすぎて泣ける…。

後味悪い
(後味悪ければクリック)
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