ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 雨期きたる(スティーブン・キング)

646 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/03(火) 13:20:55
キングが話題になっているようなので、短編の「雨季」(Rainy Season)

田舎町のはずれに新居を構えた若夫婦が引越しにやってくる。
だが町の人たちは何故かこの二人に対してよそよそしい。
ある老人が二人にこのまま町を出るよう、ぼそりと忠告する。
夫婦はこれを気味悪く思いながらも、買ったばかりの家へと向かう。

その夜雨が降りだす。が雨に混じってバリンと何かが窓を打ち破って落ちてくる。
何かヒキガエルのようなものが空から降っているのだ。
よく見るとその口はびっしりと鋭い歯が並んでいる。
それは一匹だけでなくどんどんどんどん空から降り続けてくる。
二人は最初、キッチンのカウンターなどの高い場所に避難する。
蛙もどきがカリカリカリカリと壁やドアを齧りとる音が聞こえてくる。
最後に夫婦は屋根裏へと避難するが、そのドアも齧り破られ、
そのとたんに雪崩落ちてくる蛙もどきの群れに飲まれ、喰われてゆく。

朝、日が昇り、日の光を浴びると蛙もどきの群れは溶けて無くなってしまう。
夫婦に忠告をした老人が、朝食を食べながら家族と話している。
何年かに一度、周期的に必ず若い男女のカップルが、あの家にやってくる。
するとその夜豪雨が降り、次の朝二人は必ず消えてなくなっている。
町の人々はやってくる男女になにが起きているのか気づきながら、
それが課された生贄なのだと見過ごす。
「だから忠告なんて無駄だと言ったでしょう、おじいちゃん。それにあの二人に
逃げられていたら、いったい町にどんな被害があったか解ったものじゃないでしょう」

うろ覚えだから細部は間違ってるかもしれん。
夫婦が蛙に食われるあたりの描写がすげぇです。
キングがしばらくスランプに落ちた後、やっと書き始めた話がこれだったそうだ。


664 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/03(火) 16:50:52
>>646
映画「スクワーム」みたいな話だな

 

いかしたバンドのいる街で (文春文庫)
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