フラワー・オブ・ライフ(よしながふみ)

433 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/13(金) 08:59:04
フラワーオブライフの最終巻 それまでわりとほのぼのとしていただけに

主人公は白血病だったが姉の骨髄をもらって完治、楽しい高校生活を送る。
姉は普段は料理好きお洒落好きの優しい姉さんだが、人間関係に気を使いすぎて心を許せる友達ができず、
彼氏もろくでもない男しかできず、嫌気がさして現在引きこもり中。
たまに情緒不安定になって主人公に感情的な口論をふっかけてくる。

仕事であまり家に帰らない母は「いつまでもニートしてんな」と姉に言うが、
主人公は姉の辛さを理解しているので「俺がそのうち漫画家になって姉の分も稼ぐから」と擁護する。
実際、主人公はまだ商業誌デビューこそしてないが担当さんがついてるし将来的にはプロになれそう。
主人公は自分の夢だけではなく姉のためも思って家にも帰らず漫画を書くようになる。

ある日、姉は久しぶりに帰ってきた主人公にこう叫んだ。
「軽々しく将来の約束なんてしないでよ。あんたなんかもうすぐ死んじゃうんだから。
 あんたは本当は完治してない。5年以内に死ぬ可能性が10%もある。発症する可能性だけならもっと
 父も母もあんたが可哀相だから黙ってただけなんだから。
 あんたがどこにも行かない、ずっとあたしの面倒見るって言う度にあたしどんな思いしてたか!」

呆然としたまま主人公は、そういえば追試があるから英語の勉強をしなければと、
気分を変えるために英語辞書を開いた。その時、ふと目に入った英文があった。
He died in the flower of life. (彼は若い盛りに死んだ)
なんで最初に知らせてくれなかったと家族を恨む気持ちさえ薄れ、主人公はただただ死を恐怖して号泣した。

フラワーオブライフは主人公の名前が「花園」だからだと英語の成績がクソな俺は思っていたから衝撃的だった。
実際は訳にある通り「若い盛り」という意味のようだが、まさかタイトルがこんな縁起の悪い使われ方をするとは。

主人公は「1番自分のそばにいるのに黙っていなければならなかった姉が1番辛かったのだ」と姉を責めもせず、
正直さが長所だと自負していたのに「5年なんてあっという間だし隠すほどの事じゃない。平気だ」と
はじめて家族に嘘をつき完治したと信じている友人にも真実を告げずにおいた。
主人公が良い奴なだけに、姉のぶっちゃけ方がひどいと思った。


440 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/13(金) 10:55:16
>>433
で、主人公はどうなったの?

442 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/13(金) 11:53:21
>>440
直後の「微妙に精神的に成長した主人公の姿」で終わってる。

軽そうに見えたコミックだけに最終回が重すぎたけど、
そんなに後味悪くないよ。
それほど年齢差が無い姉が抱えるには重たすぎる秘密だったと思えるし。
むしろ同僚と不倫しながら生徒ともできちゃった担任教師のその後が気になるw

 

フラワー・オブ・ライフ 第1巻 (白泉社文庫 よ 4-4)
フラワー・オブ・ライフ
第1巻 (白泉社文庫)
フラワー・オブ・ライフ 第2巻 (白泉社文庫 よ 4-5)
フラワー・オブ・ライフ
第2巻 (白泉社文庫)
フラワー・オブ・ライフ 第3巻 (白泉社文庫 よ 4-6)
フラワー・オブ・ライフ
第3巻 (白泉社文庫)