ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その77 » パイナップルARMY/サンタ・マリアの想い出(浦沢直樹)

619 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/28(金) 11:45:41
作・工藤かずや、画・浦沢直樹(柔道漫画ヤワラ書いてた人)
「パイナップルアーミー」の一話を思い出した。

主人公は元傭兵の凄腕戦闘インストラクター、ジェド豪士。
リスボンにある公園内の射的店に数日前から通い詰めている。誰かを待っているようだ。
射的店の老婆は毎度その腕に驚きながら息子の思い出話なんかをしている。
…外国に出稼ぎに行って毎月きちんと金を送ってくれる孝行息子、でも私は金より息子と一緒に暮らしたい。
亭主もまだ生きてて3人で楽しく暮らしたあのマリア島でもう一度暮らしたい。
25年前にアメリカ兵に追い出されたんだよ…

豪士が待っているのは、以前射撃をレクチャーした男で、現在はテロリストとなりアメリカ軍を攻撃している。
男をよく知った豪士にアメリカ軍から逮捕依頼がきたのだった。
豪士は責任を感じて承諾し、この店で数日前から待っている。男はきっとそのうち老母に会いにくるだろうと。
雨の今日、朝のニュースで、マリア島に駐留しているアメリカ軍の指揮者が狙撃され犯人も負傷したと流れていた。

そして負傷した男が射的店にやってくる。
「豪士さんがここにいるとはな」「お前の責任を取るためだ」。
驚く老婆。豪士との会話を聞き息子がテロリストだったことを知る。
「おまえどうして」「あの島を取り戻したいだけなんだ」「いけないよ」
「そうしたら母さん一緒に帰ろう、あそこは僕らの土地だったじゃないか」。

豪士が懐に手を入れ、男も手に持った銃を構える。
いよいよ男が撃とうとしたとき、老婆が店での強盗用に置いていた銃で男を撃つ。
男は驚き、「母さん…」と死んでいく。泣きながら見守る老婆。

 

パイナップルARMY (Operation 4) (小学館文庫)
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