プレゼント

643 名前:1/2 投稿日:2007/12/04(火) 15:29:05
SFで思い出した。プレゼントだったかな?短編小説。

地球上である遺跡が発見される。
遺跡の謎が解明されないまま月日が経ち、宇宙へ進出した人類はそこでも同じような遺跡を発見した。
続いて各惑星・各星系でも遺跡を見つける。
かつて地球型人類と全く違う文明が存在していたこと、
人類が宇宙進出に到達する遙か以前に星間航行を実現していたことに人類は驚喜した。
先人達の足跡を辿るように、人類は銀河全体へと広まっていった。

やがて人類は先人の故郷と思われる惑星を突き止める。
人類を導くように宇宙に点在する遺跡、謎に包まれたままの文明、それら全てが明らかになるかもしれない。
選りすぐった人員を探検隊に任命し、彼らは問題の惑星へと出発した。
宇宙船に入り込んだネズミに食料を食い散らかされたり、
罠を仕掛けても知恵をつけたネズミは引っかからなくなって駆除に難儀しながらも
一行は目的地へたどり着いた。


644 名前:2/2 投稿日:2007/12/04(火) 15:29:36
そこで先人達が残したメッセージを発見し、探索隊は解析に取りかかる。
メッセージにはこう書かれていた。
「我々は長い間宇宙を旅してきた。その間忌まわしき害虫に頭を悩まされた。
 害虫は駆除しても駆除しても沸いてくる。いつの間にか知恵をつけて罠にも引っかからなくなった。
 新しい惑星にたどり着くたびに害虫は勝手に増え、大地を埋め尽くす。
 そのたびに我々は害虫に追われて惑星を逃げ出し宇宙を逃げ回ってきた。
 しかしもう限界である。これ以上この銀河にはとどまれない。我々はこの宇宙を去る。
 このメッセージを受け取った者に警告する。二本足で歩く二本腕の害虫に注意せよ」

要約すると人類は偉大な先人文明とあがめてたのに、
実は人類は害虫と思われてて先人は人類から逃げるために宇宙を転々とし続けたって落ち。
はしょったけど、探検隊に選ばれたメンバーは全員がエリートだが
それぞれ出身地コンプレックスや民族優越感があり、エリート内でも差別意識があってgdgdしている。
んで最後の最後に「お前らまとめてみんな害虫wwww」と事実を突きつけられて愕然、と言うラストになっている。