ホーム » 小説 » 小説/か行 » ギフト 西のはての年代記I(アーシュラ・K. ル=グウィン)

716 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 01:44:11
ル・グィン「ギフト」

その世界では、村ごとに違った不思議な力を操れる人々がいて、
その力のことを「ギフト」と呼んでいた。
主人公の少年は、視線で相手を殺すことが出来る「ギフト」の血筋なのに
年頃になってもいっこうに力が発現せず、肩身が狭い。

ある時父親と出かけた少年は、突然強力な力を発揮して木やその周辺を黒こげにしてしまい。
その後飼い犬を死なせてしまったために、力は強いが制御できないやつだと言うことになって、
その時から両目をおおう目隠しをして生きることになった。
皆から恐れられ、決して目隠しをはずせないまま何年も過ぎる。

主人公の母親はよその町の生まれで、父親が若かったころ仲間達とその町に出かけ
ギフトを使うぞと住人を脅かして連れてきた女たちのひとりだった。
それでも彼女は夫を愛していたが、その美貌に目をつけ言い寄ってきた男を拒んで
その男のギフトにやられてしだいに衰弱して死んだ。
そのいまわの際にも、主人公は目隠しをはずせなかった。

結局最後に主人公は、まったくギフトを持ってはおらず、
木を焼いたのも犬を殺したのも、その時近くにいた父親がやったことだったと分かっておわり。

 

ギフト (西のはての年代記 (1))
ギフト (西のはての年代記 (1))


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