地下鉄に乗って

397 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』1/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:49:37
浅田次郎原作の『地下鉄(メトロ)に乗って』って映画。
原作とは設定が一部違うらしいんだけどそっちは未読。

永田町駅で地下鉄を待つ長谷部真次に弟から父が倒れたと連絡が入る。
しかし真次は父親の母に対し暴力を振るうなどの傲慢な態度、さらに兄昭一が父と口論した後家を飛び出し
交通事故死してしまったため、父を嫌い疎遠になっていた。
そんな中、駅構内を移動していた真次はふと死んだはずの兄昭一の姿を目撃し、
追いかけ気がつくととそこは昭和39年の新中野駅だった。
混乱しつつも自分が来てしまった時間が兄が事故死する数時間前だと気付き兄を探し出し、
自分の身分を偽り実家に送り届け、今夜は決して外出してはならないことを念押しし現代へ帰ってくる。
自身の体験を会社の同僚の軽部みち子と上司の岡村に話した真次は、
岡村にその後真次の兄がどうなったか尋ねられ、
あの後母に確認すると兄は結局また父とケンカになり家を飛び出してしまったと答える。
岡村は過去を変える危険性を語りこれで良かったのだと告げる。


398 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』2/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:50:05
業務終了後、みち子は真次と一緒に帰宅する。実は二人は不倫の仲であった。
真次は父を嫌い籍を抜き母の姓を使っている事、みち子も生まれてからずっと母の姓を使っていることを語る。
その後二人は眠ってしまい、真次が気がつくと今度は終戦直後の時代に来てしまう。
そこでアムールと名乗る男に出会い、闇市を案内してもらった真次は
警官にパクられるここに居るはずのないみち子と再会する。
真次はアムールにみち子を助けてくれる様頼み現代へ戻ってくる。
傍らにはみち子もおり、あの後アムールに助けて貰ったと語り、二人はこれらの体験は現実だと確信する。

399 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』3/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:50:53
後日、再びタイムスリップした真次はアムールと再会し、アムールの知り合いのお時という女と知り合う。
二人は恋人同士なのか真次が聞くとお時は、アムールには妊娠中の妻が居ると答える。
真次は突如さらに遡った過去の地下鉄に飛び、そこに出征直前のアムールが乗車してくる。
そして真次はアムールこそが自分の父小沼佐吉だと知る。
佐吉は移動中の車内で真次に生きて帰ってこれたならば子供を生み家庭を作る夢を語り、
真次は佐吉が生きて帰れる事を保証し現在へ戻る。
同じ頃、真次にプレゼントされた指輪を眺めながら何かを想い涙を流すみち子。
妻子と母親の待つ自宅へ帰宅した真次は母から父とのなりそめを聞くが、母は当時別に好きな人が居たと告白する。
寝てしまった真次は今度は銃弾飛び交う満州にタイムスリップしてしまい、同じく過去へ来たみち子も佐吉に助けられていた。
開拓団の民間人を守るため自ら囮になる佐吉。
佐吉の活躍によって危機を脱したものの、真次とみち子は離れ離れになってしまいそのまま真次は現在に帰還する。
みち子の身を心配した真次はみち子の部屋へ駆けつける。
みち子も無事現代へ帰還しており安堵した真次はそのままみち子とセックス。

400 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』4/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:51:28
再び真次の兄の昭一の死の直前へと飛ぶ二人。真次は電話ボックスに居る兄昭一を見つける。
電話の相手は真次達の母親で、昭一に出生の秘密を語っていた。
昭一の本当の父親は戦争で亡くなっていたが、それでも佐吉は昭一を我が子の様に愛していていると語る母。
しかしそれを聞いた昭一は道路に飛び出し真次の目の前で帰らぬ人となってしまう。
みち子に促されその場を離れる真次。途中二人はキスを交わし、
みち子は真次に贈られた指輪をそっと真次の背広のポケットに入れる。
みち子に導かれ着いた先は、お腹の大きくなったお時が切り盛りする長い石段の上にあるバーだった。
真次はみち子にお時が母親であると告げられ驚き、
暫くすると荒れた様子のアムールが訪れ真次の兄昭一が死んだのは自分のせいだと慟哭する。
その様子を見た真次は小沼昭一はあなたが父親で幸せだったと涙ながらに語り、
それを聞いたアムールはお時のお腹を擦りながら

お時のお腹の子を『みち子』と名付け、さらに子供の親は自分だと語る。
自分とみち子が異母兄妹だと知り驚く真次。
一方みち子はお腹の中の自分の将来について幸せそうに話すアムールとお時の姿を見て
自分は祝福されて生まれてきたことを知り涙を流す。


402 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』5/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:51:59
雨が降りしきる中、店の外に出るみち子、そんなみち子を傘に差し入れるお時。
みち子はお時に
「私を産んでくれたお母さんの幸せと私の愛した人の幸せどちらかを選べと言われたらどうする?」と尋ねる。
お時は「親は子供に自分の幸せなんて求めないものよ。あんたの愛した人を幸せにしておやり」と答える。
それを聞いたみち子はお時を抱きしめ涙を流し
「ごめんね。お母さん」と呟くとそのまま石段に倒れこんでしまう。
長い石段をもつれながら転げ落ちるみち子とお時。慌てて駆け寄る真次とアムール。
アムールは二人も自分の子供を殺してしまったと嘆き、
真次は腕の中のみち子を必死に呼び続けるがみち子は消えてしまう。
真次は現代に戻り出社するがみち子のデスクは別の人間が使っており、
その事に違和感を感じているのは自分だけであった。
その後真次は父佐吉の入院している病院を訪れるものの父は亡くなる。

403 名前:映画版『地下鉄(メトロ)に乗って』6/6 投稿日:2008/06/12(木) 18:52:49
後日、真次が電車を待っていると、ふと背広のポケットから指輪が出てくる。
その指輪を不思議そうに見つめていた真次はやって来た電車に乗り込み日常へと帰っていく。

色んな解釈が出来るけど監督曰く真次が指輪を見つめていたのは
みち子の事も含めてタイムスリップした記憶を基本的には忘れてしまったから。
ただ俺の理解力が足りないだけなんだけど、みち子が自分と真次の関係性に気付いたのが何時だったのかが解んなかった。
原作だとみち子は自分の父親が小沼佐吉だと最初から知ってたらしいんで、映画も同じ設定かも。

面白かったけど、勝手に三丁目の夕日とオーロラの彼方へみたいなストーリーだと思ってたら、結講重い話だったし、
真次とみち子が異母兄妹だと判明する少し前に二人のベッドシーンがあったりして後味悪かった。
解り&読み辛い文でごめんなさい。


406 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:05:14
正直、ややこしくてよくわからん

407 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:11:57
>>403
乙。あのわかりづらい映画をよくまとめたな

ちなみに近年まれにみるクソ映画なので
あらためて見る必要はない
ストーリーというより脚本がクソ
タイムスリップの必然性が全くない上
みち子の行動が意味不明
あとタイトルが内容と全く関係ない
(ほとんどメトロに乗らない)


408 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:18:47
すいません。
自分もこれ書くのに三回くらい見直したんだけど、それでもよく解んない所があるし、
内容も情報量もとても多くて、第一自分の文章が壊滅的。
簡単に言うと不倫カップルが実は異母兄妹で女の方が生まれる前の自分を殺して
生まれなかった事にして、男の方は女の存在を忘れちゃいましたって話。

409 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:29:13
>>405-406
短くまとめてみた

主人公は、父親と不仲のサラリーマン
父親は老人で、死にかけてる
ある日を境に主人公は愛人とタイムスリップしてたびたび過去へ行くことになり
(理由やタイムスリップ条件は最後まで不明)、若いころの父親と会う。
色々あって愛人(みち子)が自分の異母妹である事を知る。
みち子、自分の母親をSATUGAIする。親殺しのタイムパラドックスによりみち子消滅。
舞台はいつの間にか現代。父親は死ぬ。(和解イベントとかはない)
おわり。

タイムトラベル設定あんまり意味ねえ~


410 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:29:55
>>408
乙。まとめうまいです!
内容を知らずにTVで見て、なんだかなあ…と、ネットに挙がってるレビューを見たけど
平均して男性は得点が高くて、女性はキモい、安っぽい、泣ける映画のつもり?とさんざん。
中に、「三丁目みたいな作品だと思って子供と一緒に行って大失敗でした」ってのが。

412 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:34:25
メトロは酷かった。近親相姦だったなんて。
ただ、みちこのスーサイドアタックには笑った

414 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 19:46:00
メトロで一番腹が立つのはだな、
近親相姦に絶望したなら自分だけ自殺しろやビッチが
母親関係ないだろが!という点です

愛する男性が近親相姦の罪で思い悩まないように
自殺ではなく、自分の存在そのものを『なかったこと』にしたんです
そのためにタイムスリップという設定が必要だったんです!

みたいな、信者のレビューを見てな、
もう本当にアホかと


431 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 22:40:11
>>403
こないだTVでやってたのを見たけど、主人公は横暴で母親を苦労させた父親を憎んでるくせに、
自分はしっかり不倫してて、ハァ?って感じだった。

434 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/12(木) 23:30:25
>>431
主人公が愛人といろいろやってる影で
奥さんは家計を支えるためにパートに出て
狭い団地で姑と同居していて
主人公にちょっと文句を言ったら姑にたしなめられる
(設定が昔なので反論もせずに素直に謝ってた)
主人公は最後まで奥さんに感謝の一つもしない
最悪な男だったよ

 

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