ホーム » 小説 » 小説/や行 » 遊歩道(筒井康隆)

893 名前:3/3 投稿日:2008/06/20(金) 20:46:30
お詫びに、外れのない筒井の話でもしようか。
確かタイトルは『遊歩道』だったと思う、2頁くらいの作品。

パパとママと坊やが、モザイク模様の遊歩道を歩いてる。
坊やは「白イタイルダケ踏マナイト、黒ヲ踏ムト、落チテシマウ」と、
見立て遊びで歩いているから、パパとママから遅れてしまう。
急いでちょい遠めの白タイルへジャンプするも、届かず黒を踏む。
すると、坊やは本当に落ちる。その先は、虚無――
パパとママが振り返る。
「あれ、坊やは?」「今度はカクレンボかい?」
しかし、坊やはどこからも出てこなかった。

モザイクになったタイルとか、横断歩道とか、
自分の決めた踏み方で歩くのって、やったことない奴いないよなぁ。
こういう共感度の極めて高い恐怖を書かれると、
「怖い」ってのもあるけど「やられた!」って感想のほうが強いかも。


897 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/20(金) 22:11:23
>>893
筒井の話は後味悪いか?
俺には思い切り外しているように見える

909 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/21(土) 01:24:49
>>893
いずこともしれない虚空を落ち続ける坊やと、
わけもわからないまま永遠に子どもを失った親……
と考えると後味悪いが、
あの作品はオチが鮮やか過ぎてモヤっとしたものは残らないな。

 

くたばれPTA (新潮文庫)
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