ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » ナイチンゲールとばらの花(オスカー・ワイルド)

329 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/28(土) 11:57:40
ワイルドのナイチンゲールと薔薇も童話といえない後味悪さだよね。
ワイルドは私生活と死に方も後味悪いが。

ある貧乏学生が、片思いをしていた女に舞踏会に一緒に出てくれと申し出た。
真紅の薔薇を持ってきてくれたらお供しますわ、と女に言われたが、
紅い薔薇を買うお金はないし、庭に咲いているのは白い薔薇だけ。
なんて不幸なんだと嘆く学生の独り言を、一羽のナイチンゲールが窓の外で聞いていた。
なんとかこの学生を助けたいと、ナイチンゲールは真紅の花を咲かせる方法を、薔薇の木に訊ねた。
薔薇の木は、蕾の近くの棘に小鳥が心臓を刺し、一晩歌い続ければ、
白でなく真紅の薔薇を咲かせる事ができると言った。
学生の願いをかなえたい一心で、
ナイチンゲールは己の命と引き換えに紅い薔薇を咲かせようとした。
薔薇の棘に胸を突き刺し、ナイチンゲールは一生懸命歌う。
もっと深く刺さないと棘が心臓に届かない、
もっと、もっと、と薔薇の木に言われるたびに、小さな体を摺り寄せていく。
明け方近くついに棘が心臓に達し、
「素晴らしい真紅の花が咲きましたよ」と薔薇の木は言ったが、
ナイチンゲールはすでに事切れていた。
しばらくして起き出した学生は、庭に真紅の薔薇が咲いているのを見て大喜びして女の所に行った。
しかし女は素敵な宝石をくれた男と舞踏会に行くことにしたから、と学生をそっけなくあしらう。
学生は薔薇を地面に投げつけ、こんなもの何の役にも立たないと悪し様に罵った。
学生は部屋に帰ると、女なんかにうつつを抜かすのは馬鹿だ、
そんなことより勉強のほうが大切だと言って、本を開いた。


330 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/28(土) 12:32:10
骨折り損のくたびれもうけだね

333 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/28(土) 13:14:56
>>329
薔薇の木が鬼畜だな。こいつが余計なことを言わなければいいのに。

そうすれば、女にもてない学生さんと、鳥さんで楽しく
暮らせたのに。

 

幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)
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