ホーム » 小説 » 小説/た行 » ツウ・ペア(小松左京)

291 名前:1/2 投稿日:2008/07/13(日) 21:24:22
小松左京の短編思い出した。タイトルはツーペアだったかな?

主人公は怪異現象に悩まされていた。
眠れば悪寒を感じ、深夜に女の幽霊が現れ、気づくと痛みもなく出血する、
食事をとれば長い髪の毛が出てくる…
そんな生活で半狂乱になった主人公は友人に頼んで部屋に泊まってもらう。
しかし友人の目の前で女の幽霊は現れ、二人は部屋を逃げ出した。

翌日、調べ物があると友人が出かけた後、気を紛らわせようと街へ出かける。
目についた店に入り暇つぶしにハサミを見せてもらっていた。
その時、入り口で悲鳴が聞こえる。振り向くと女が立っていた。
主人公の夢に現れ、幽霊として現れるあの女だ。
あの女が生きて主人公を見ていた。


292 名前:2/2 投稿日:2008/07/13(日) 21:26:10
女は身を翻して逃げ出した。
主人公は猛烈な怒りを感じ女を追いかける。
「全部イタズラだったのか!俺を騙していたのか!」と押さえようのない怒りがわいてきた。
気づくと主人公は女を刺し殺していた…

主人公は殺人の現行犯で逮捕される。
戻ってきた友人は一足遅かったことを悟る。
実は主人公には生き別れの兄がいた。同じく被害者女性にも生き別れの姉がいた。
被害者姉は結婚が決まって幸福の絶頂だったが、ストーカーに悩まされていた。
そのストーカーが主人公兄だ。
被害者姉の結婚を知った主人公兄は、ハサミで被害者姉を襲い無理心中を図った。
致命傷を負わなかった被害者姉は数時間苦しみ続け、出血多量で死んだ。

被害者姉は怨霊となったが、憎い敵はすでに心中を研げて成仏してしまった。
八つ当たりの対象を探して見つけたのが、主人公と被害者だ。
被害者も主人公と同じように、毎夜殺される夢を見てノイローゼ寸前になっていた。
友人は一縷の望みをかけて調査内容を提出したが、主人公は殺人の罪で裁かれた。

 

夜が明けたら (ハルキ文庫)
夜が明けたら (ハルキ文庫)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...