The Elder Scrolls IV: オブリビオン

暗殺ギルドに加入した主人公。
地方支部にいる10人ほどの仲間とともに
金持ちや、囚人、海賊などの暗殺をこなしていたが、あるとき昇進の話が持ち上がる。
昇進の条件は「支部の仲間を皆殺しにする事」。
言われたとおりに仲間を殺した主人公は、あるギルド幹部直属の暗殺者となった。

その後は指定の場所に隠されたメモに従い暗殺業をこなしていく主人公。
だがしばらくして、直属の上司（幹部）が血相を変えて主人公の元を訪れる。
「なんてことだ！俺は裏切り者扱いされてしまった！」
事情の飲み込めない主人公に対して、上司は続ける。
「なぜギルドの幹部を殺したんだ！」
話を聞くと、今まで主人公がメモに従って殺してきた相手はギルド幹部ばかりだったそうだ。
どうやら誰かがメモをすり替えていたらしい。
主人公と上司は犯人を突き止めようとしたが、結局手がかりは得られず
上司は他の幹部から制裁を受け殺されてしまう。

「上司のメモに従っただけ」とされた主人公は罰されることもなく
死んだ上司の肩書きを受け継ぐ事になる。

「このときを待っていた！何十年も、何十年も！」

ナイトマザーが現れると、ある幹部の男がナイフを掲げ
近くにいる他の幹部を次々と刺し殺していく。
ナイトマザーにも切りかかるが、実態を持たない彼女に刃物が効くよしもない。
男は振り返り、近くにいた主人公に襲い掛かるもあえなく返り討ちにあい死亡する。

その後　主人公はナイトマザーの導きによりギルド長に就任。
暗殺ギルドは復興に向けて日々暗殺業務をこなしている。

何が後味悪いかって、ギルドを裏切った幹部のエピソード。
幼い頃、男の父親は暗殺ギルドに「妻を殺してくれ」と依頼。
男は目の前で母親を殺され（このときの執行者は主人公の上司だった）
以来ずっと暗殺ギルドに深い憎しみを抱いていた。
男の日記には
「ママをころしたあいつらを、もうすぐめちゃくちゃにしてやるんだ」
「あいつらのママ（ナイトマザー）も、しんじゃえばいいんだ！」
「ママ、ママ、ママ…」みたいな、子供が書いたような文章ばっか。
精神を病み、何十年も母親の死体と共に暮らしながら
自ら暗殺ギルドに入ってまで復讐をしたかった男の気持ちを思うと
殺人しまくった主人公が生き残り、ギルド長なれてよかったねーおめでとう！
みたいな終わり方が腑に落ちなくて…

後、神様みたいな存在のナイトマザーが暗殺ギルドとか
俗世間にまみれたものを立ち上げるとか背景が良く分からん。
アメリカのゲームはそういうのが多いのか？

後味最悪なエピソードとして有名なんだけど、
俺の説明が下手で伝わらないってのが後味悪いって事で…

ゲームってキャラを操作するから入れ込みやすいし
何十時間とかかるからプレイヤーには思い入れがある。
しかしストーリーだけ抜き出すと、さほど後味悪くないんだよな。