ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その92 » 鬼家族(庭りか)

887 名前:庭りか「鬼家族」 :2008/09/14(日) 17:04:07
大分前にこの板にアップされてた「銭鬼」の続編。
銭鬼の数年前で主人公・恩田善子の高校時代の話となっている。
恩田善子は働かない父親とパチンコ中毒の義母・中学生の義妹と4人で暮らしていた。
善子の実母は貞操観念のない女で、善子を産んで間もなく、金持ちを騙して逃げ出していた。
両親からは醜いと虐げられ、バイト代もせびられるなど辛い毎日だったが、善子は平気だった。
美しく優しい義妹・新菜が善子を支えてくれたから。
善子の夢は高校を卒業した後、新菜と二人で暮らすことだった。

888 名前:庭りか「鬼家族」 :2008/09/14(日) 17:12:01
ある日、とんでもない事実が発覚する。
義母は実の娘である新菜に売春させ、その上前をはねていたのだ。
挙句に、父親がパチンコ代の為にサラ金に手をだし、昼夜を問わず取り立てに追われる破目になる。
二人は両親から逃れるために、義母の兄の家に非難する。
義母の兄は金持ちで人柄もよく、何度も金の融通をしてくれていた。
しかし、新菜にとっては伯父でも善子にとっては赤の他人である。
伯父は気にすることはないといってくれたが、
醜く無愛想な善子は伯母(伯父の妻)から嫌われており一人家に戻る。

889 名前:庭りか「鬼家族」 :2008/09/14(日) 17:21:02
しかし義母は金づるである新菜を、伯父の家から無理矢理連れ帰し、一日に何人も客をとらせる。
善子は何度も新菜を逃がそうとしたが見つかり、そのたびに折檻を受けた。
児童相談所に保護してもらおうと善子は新菜を説得したが、
売春がばれることを嫌がった新菜は首を縦に振らない。
挙句に、義母は新菜を連れてこの家から出ると言い出す。
新菜が体を売った金をあてにしていた父は無理矢理新菜を引きとめようとし、義母と口論になる。
そのうち逆上した義母が父を刺殺。
口外したら殺すと善子と新菜を脅す義母。
ーこの女は人間ではない、鬼だ。このままでは一生こいつに食い物にされる、もう殺すしかない!-
善子より先に新菜が動いた。
新名は義母を滅多ざしにして、殺した。

890 名前:庭りか「鬼家族」 :2008/09/14(日) 17:27:01
「殺しちゃったよ!どうしよう、お姉ちゃん、助けて!」
泣きつく新菜に善子は言った。
「お母さんに殺されそうになって私が刺したってことにしよう、大丈夫。正当防衛が認められるよ」

善子は正当防衛で無罪になったが、高校は退学になった。
新菜は伯父の家に引き取られた。伯父は善子も引き取ると言い出したが、善子は断った。
伯母の機嫌を損ね、新菜の立場が悪くなる事を苦慮しての結果だった。
何とか、パン工場で職を見つけ、食い扶持を稼げるようになったものも、時間の都合がとれず
新菜と会うことはできなかった。
ようやく連休に伯父の家を訪ねる。
新菜との再会を喜ぶ善子。
しかし、新菜は・・・。


891 名前:庭りか「鬼家族」 :2008/09/14(日) 17:32:36
「何?あんたがこの家に来ると迷惑なんですけど」
何と新菜は自分をかばって前科者になった義姉を嫌い、伯父さんの家の養子にしてもらおうと目論んでいた。
「あんたが私に大学行かせてくれるの?無理でしょ。
 私は金持ちで優しい伯父さんに可愛がってもらえるの。悪いけど帰ってよ」
「私が前科者になったのはあんたをかばったから・・・」
「お姉ちゃんが勝手にしたことでしょ?私は関係ないわよ」
新菜は冷たく言い放つと家の中に去っていった。
しかも伯父夫婦に善子の悪口をないことないこと吹き込んで伯父夫婦に善子を嫌わせた。
一番信じて、尽くしていた相手に裏切れた善子。
ー親はクズ、妹は鬼。この世界で信じられるものはお金しかないー
善子はこうして金の亡者となったのだった。

892 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/14(日) 17:34:49
え?新菜性格変わりすぎ・・・
それとも、もともとそういう性格だったが姉に庇護してもらうために隠してたのか・・・

893 名前:891 :2008/09/14(日) 17:37:29
元々は本当に優しい普通の子。
親に売春を強要されてるうちに性格が変わったのだと思う。

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