ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その98 » ジャバウォッキー/RED STAR(久正人)

406 名前:1/2 :2008/12/29(月) 21:20:51
「ジャバウォッキー(講談社)」という漫画の中の1エピソード「RED STAR」

時は19世紀末。
主人公は、世界的な秘密結社「イフの城」に属する女エージェント。
世界を大規模な破壊や災厄から守るための活動を使命としており、
相棒の、恐竜の末裔であるガンマンと共に世界を駆けている。
(恐竜の末裔ってなんだとかそういう話は今回の話にはあまり関係ないのでスルー推奨)

ある日「イフの城」は、中国清朝の西太后が、何者かに暗殺者を差し向けたという情報を手に入れる。
当時の中国は欧米列強からの植民地化が進んでいる最中。暗殺者を用いた目的が、
欧米に対する報復としての要人暗殺だとしたら、新たな大戦争の契機となりかねない。
主人公たちはそれを防ぐため、暗殺者の後を追ってその任務を妨害しようとする。

だが暗殺者の狙いは、外国の要人などではなかった。
片田舎の農村で、生まれたばかりの赤ん坊。
占術によって「長ずれば中国大陸全土を血の色に変える」と予言されたその子供を、
まだ幼い内に抹殺することが西太后の真の目的だったのだ。

主人公たちの仲間のエージェントは、これは自分たちが介入すべき問題ではないとして撤退を主張する。
だが、幼い頃から国家の道具として育てられ、そして使い捨てられた過去を持つ主人公は、
権力者の都合でいわれなく殺されようとしている赤ん坊を、見捨てることができなかった。
そして相棒のガンマンもまた、「子供の命を見過ごした明日に希望は無い」と彼女との共闘の意思を示す。


407 名前:2/2 :2008/12/29(月) 21:21:17
そして暗殺者との決戦。
戦いのさなかで、暗殺者は主人公に予言の内容を告げる。
それによれば、近い将来、成長したその赤ん坊の号令一つで、この大陸から7000万人の
命が失われるのだという。

「その子の将来は死屍累々だぞ」
「そんな奴のために死ぬんだ お前は」
「くだらない」
「それでも助けたいのか?」

主人公は短く答える。「当然よ」

そして、暗殺者は撃退され、子供の命は守られる。

戦いが終わった後、主人公と相棒はふたりで月を見ながら語り合う。
安らかに眠る赤ん坊を抱きながら、本当にこれでよかったのだろうかと自問する主人公。
相棒は「誰にだって救う価値はある」と述べ、ただ言葉少なに主人公の行いを肯定した……

____

この守られた赤ん坊の名前は、「毛沢東」。
個人的には好きな話なんだけど、受け取り方次第では後味が悪いというか色々と考えさせられる。


408 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/29(月) 21:45:54
そんなの、ヒトラーなりなんなりでよくある話。

409 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/29(月) 22:19:24
そんな凄い占術なら
どうすれば確実に抹殺できるのかを占えば良いのにねw

 

ジャバウォッキー(1)(マガジンZコミックス)(全7巻)
ジャバウォッキー(1)
(マガジンZコミックス)(全7巻)


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