ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 再生(綾辻行人)

264 名前:1/3 :2009/01/20(火) 05:17:03
クロイツフェルトヤコブ病で思いだした話。
グロ注意。うろ覚えスマン。

綾辻行人、眼球奇譚より「再生」
大学教授の主人公「先生」は歳若い妻「由伊」と暮らしている。
元教え子だと言う由伊のアプローチで結婚した主人公は、可愛いらしい妻を心から愛していた。
ある日、由伊は奇妙な打ち明け話をする。自分の手足は、切ってもまた生えてくるのだと。
由伊が10代の頃、今は亡き彼女の父親が営む個人医院(兼自宅)が半焼する火災があり、
火に巻かれ、酷い火傷を負った由伊の手足を、父親は切り落とした。
「火傷はいかん。由伊、火傷はいかんよ」
何かに憑かれたように呟く父親に、手足の無い彼女は夜ごとに犯され、
そうするうち新しい手足が生えてきたのだと言う。
涙ながらに語る由伊を慰めつつも、主人公はこの話を信じない。


265 名前:2/3 :2009/01/20(火) 05:18:18
そのうち由伊の様子がおかしくなりはじめる。
主人公を見て酷く怯えたり、自分の夫だと安堵して気を失ったりする由伊を、主人公は医者に診せる。
結果は若年性ヤコブ病。この先由伊は、徐々に生活史と身体機能を失いながら退行していくのだ。
主人公は休職し、由伊と共に山奥の別荘へ移り住む。由伊との残りの時間を穏やかに過ごすために。
由伊の病状は不安定で、ほうけているかと思えば、時折激しく主人公を求める。
行為のさなか由伊が囁く。「先生、切って。手を、足を切って……おとうさん。」
顔色を無くす主人公に由伊は狂ったように笑いながら告げる。
「一目惚れなんて嘘。本当は先生がお父さんそっくりだから結婚したの。」
いたたまれずに部屋を出た主人公だが、大きな物音で寝室に戻ると、
由伊がバランスを崩して暖炉に頭から倒れこんでいた。

266 名前:3/3 :2009/01/20(火) 05:19:41
「火傷はいかん。由伊、火傷はいかんよ」
呟きながら由伊の焼けた頭部を切り落とす主人公。
こうすれば新しい健康な頭が生えてくるはずなのだ。
切った頭を庭に埋め、由伊の再生を主人公は待ち続ける。
しかし、待てども由伊の身体は腐り始めて行く。
諦めかけた主人公は、自分を呼ぶ声を聞く。
庭に出た彼が目にしたのは、まるで胎児のような身体を付けた焼けた頭部だった。
抱き寄せた頭部の目が主人公を見つめる。
「…先生…。」

終。


267 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 06:05:47
大事なのは頭の方だったのか…キモス

268 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 08:02:26
しかも頭部のほうは焼け爛れてる上にイカれていく一方
地獄だな

271 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 09:00:46
顔の皮を綺麗に剥いだら綺麗に再生するんじゃね?

つか綾辻って館シリーズしか知らんかったが
こんなに気持ち悪い話書いてたんだな


273 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 09:08:23
児島都が漫画版描いてたな
漫画版は最後ハートマークとばしながらキスして終わってほのぼのしてた

275 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 10:31:26
>>273
>>266の流れからどうなったらそうなるんだw

 

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